柏市ってどんなところ？

柏市は千葉県北西部に位置する中核市で、人口は約43万人。都心へのアクセスも良好であり、多くの商業施設や飲食店が立ち並び、商業の街として賑わいを見せています。

柏駅のデッキ上は、いつでも明るい歌声が響くストリートミュージシャンの聖地とも言われており、年間を通じて様々な音楽イベントも開催されています。

一方で都市化が進む一方である柏市には、北部を流れる利根川沿いや東部の手賀沼沿いにまだまだ豊かな自然が残っています。また、農業資源にも恵まれ、生産量全国1位を誇るカブをはじめ、ねぎ、ほうれん草などの農産物やイチゴ、ブルーベリー、梨などの摘み取りや直売が楽しめる農園も多くあり、自慢の特産品が数多く揃っています。

スポーツも盛んで、柏市はプロサッカーチーム「柏レイソル」やジャパンラグビーリーグ1の「NECグリーンロケッツ東葛」、Wリーグで連覇を続ける女子バスケットボールチーム「ENEOSサンフラワーズ」など、世界で活躍する多くのトップチームの活動拠点となっています。

ショッピングやグルメ、音楽やスポーツ、自然体験など、柏市はさまざまな楽しみ方ができる街です。あなたのお気に入りが必ず見つかることでしょう。

こちらの記事では柏市のおすすめ観光スポットを紹介していますので、是非巡ってみてください。

柏市の観光に便利なアクセス方法

都内よりすぐの好立地にある柏市。車でも電車でもアクセスしやすい場所になっています。

電車でアクセスする場合（柏駅・柏の葉キャンパス駅へ）

＜東京方面から＞JR上野東京ライン特別快速「東京駅」～「柏駅」　約33分
＜東京方面から＞JR山手線「東京駅」～「秋葉原駅」～「柏の葉キャンパス駅」　約30分

車でアクセスする場合（柏市街へ）

＜東京方面から＞首都高速6号向島線「堀切」JCT～中央環状線「小菅」JCT～
首都高速6号三郷線「三郷」JCT～常磐自動車道「柏」IC～柏市街　国道16号線を約7キロ　約20分

柏市の公園

柏市は都心部に近いですが、自然に恵まれ規模の大きい公園が多くあります。是非天気の良い日は電車で気軽に出かけてみましょう。

あけぼの山農業公園（あけぼの山公園）

出典：あけぼの山農業公園(@akebonoyama) • Instagram写真と動画

あけぼの山農業公園は、平成6年（1994年）4月29日に開園。
この公園は、「緑と水のアメニティーゾーンの形成」と「都市農業の確立」という目標を掲げ、広大な17haの面積を有しており、さまざまな施設が整備されています。

主な施設には本館、温室、加工実習館、バーベキューガーデン、資料館、売店、体験農園、花畑、そしてシンボルとも言える風車があります。風車周辺には、桜、ツツジ、チューリップ、梅、コスモスなど、四季折々の草花が植えられています。

また、隣接するあけぼの山公園は安らぎと余暇の利用を目的とした快適な空間を提供し、美しい自然の風景と景観を楽しむことができる公園です。
この公園は、柏市に位置し、桜山と呼ばれる小高い丘が特徴。桜山は桜の名所として知られており、春になると多くの花見客でにぎわいます。
公園内には日本庭園もあり、その中心には本格的な茶室「柏泉亭（はくせんてい）」が建てられています。
また、公園内にはハナショウブが咲く水生植物園もあり、訪れる人々に美しい景観を楽しんでもらうことができます。四季を通じて花を楽しむことができる、とても自然豊かな場所です。

千葉県立柏の葉公園

千葉県立柏の葉公園は、東葛飾地域の中央に位置し、地域の「緑・スポーツ・文化」を重視した公園。

広大な45.0ヘクタールの敷地には豊かな自然が広がっており、芝生広場、樹木林、花壇などが設けられています。
さらに、総合競技場、コミュニティ体育館、野球場、庭球場などのスポーツ施設や、日本庭園を含む文化施設もあります。これらの施設は、子どもからお年寄りまで幅広い年齢層の人々にとって、くつろぎや憩いの場となっています。

広大な敷地のこの公園では、スポーツ施設や文化施設が充実しているため、地域の健康促進や文化活動の拠点としてイベントもよく開催されています。

イベント：オータムフェスタ（10月）、こども春まつり＆スプリングフェスタ（5月）
季節の花：桜（3月～4月）・バラ（5月～6月・10月～11月）
施設：公園センター、冒険のトリデ（アスレチック）、日本庭園・茶室「松柏亭」、バーベキュー場、総合運動場、ボートハウス

手賀の丘公園

手賀の丘公園はなんといっても自然そのままの森林を活かしているところが魅力。
公園内には、簡単なものから難易度の高いものまで、合計15のフィールドアスレチックが設置され、自然の地形を活かしたアスレチックは、自分にあったものを選んで進むことができるので、どの年齢層にもおすすめです。

公園の中心にはじゃぶじゃぶ池があり、そこには水の流れるすべり台も設けられています。特に夏になると、子どもたちが水遊びを楽しむために足を運んでいるようです。バーベキュー場やキャンプ場もあるので、夏休みは幅広く楽しめそうですね。

柏市の商業施設

車でも電車でも行きやすいのが柏の商業施設の良い所。広々とした場所が多く、柏でショッピングを存分に楽しめます。

セブンパークアリオ柏

出典：アリオについて｜セブンパークアリオ柏｜千葉県柏市のショッピングモール (ario.jp)

ショッピングと遊びがひとつになった新体験「PARK」。地域に向け全てを楽しめるようにと込めたセブン・アイHLDGS.として初めて「PARK」の名称がつけらています。
イベントスペースを兼ねた約4,000坪の大型公園を始め、公園のような居心地の良さが提供されています。

ららぽーと柏の葉

出典：「三井ショッピングパーク ららぽーと柏の葉 北館」第一弾オープン（2014年4月26日） (mitsuifudosan.co.jp)

ららぽーと柏の葉では、ショッピングはもちろんですが、コミュニュケーションを楽しむ場としても作られています。
施設の公園内には、アクティブに遊べるクライミングウォールがあり、屋上には庭園もあります。
屋上庭園は柏の葉キャンパスシティ全体を一望できる最高のロケーションです。晴れの日の休憩にぴったりですね。

また、ららぽーと柏の葉では太陽光発電や風力発電も行われています。赤棟と青棟の上には発電装置があり、施設で使用する電力を減らすために取り組んでいます。

ベビーエリアやキッズスペースも子園内に設置されており、ベビーエリアは0〜3歳のお子様が遊びながら学ぶことができるスペースで、安心して遊ばせることができます。また、キッズスペースは屋内で雨の日でも安心して遊ぶことができます。周辺にはソファもあり、お子様を見守りながら休憩することができます。

さらに、センタープラザでは中庭があります。木の温もりを感じるウッドデッキや人工芝、噴水などがあり、音楽イベントなどのショーも開催されます。ここでお買い物の合間にリラックスできますね。

最後に、クリスタルコートは大きなガラスのアトリウムで、昼はキラキラ輝き、夜には美しいライトアップで皆さんをお出迎えします。週末には楽しいイベントも開催されます。

見るだけでも楽しい施設が沢山ありますので是非足を運んでみてはどうでしょうか。

道の駅しょうなん

出典：道の駅 しょうなんについて | 道の駅しょうなん (michinoeki-shonan.jp)

道の駅しょうなんは、しょうなん地域の人々、物、そして活動を結びつける場所。手賀沼を見渡せる立地にあり景色も抜群です。
情報発信の拠点、地域の課題解決やまちづくりに積極的に関与するといった、斬新な道の駅を目指しています。

中でも新しい施設である『てんと』は、その名前の由来である「点てんと点をつなぐこと」と、個性的な屋根の形から命名され、道の駅しょうなんの象徴となっています。

＜施設＞
大屋根ひろば…道の駅しょうなんの特徴的な三角屋根を生かした施設で、さまざまなイベントが開催され、賑わいを見せます。この広場では、地域のイベントやパフォーマンスが行われ、訪れる人々に楽しい時間を提供します。大きな屋根の下で、地域の文化や活気を感じながら、思い出に残る体験をすることができます。

芝生ひろば…手賀沼の美しい景色を楽しむことができる芝生の広場です。この広場では、のんびりと寛いだり、ピクニックを楽しんだり、自然に囲まれながら思い思いの時間を過ごすことができます。手賀沼の静けさと広がりを感じながら、リフレッシュすることができる場所です。

加工体験室…地域の文化や食材を学ぶことができる加工体験室があります。ここでは料理教室などが開催され、地域の食材や伝統的な料理の作り方を学ぶことができます。地域の特産品や加工品を体験的に学ぶことで、地元の魅力や食文化に触れることができます。さまざまなイベントや体験が予定されており、地域の活気を感じながら楽しむことができます。

柏市の歴史・パワースポット観光

旧吉田家住宅歴史公園

出典：●旧吉田家住宅歴史公園とは | 旧吉田家住宅歴史公園　公式サイト (former-yoshida.jp)

歴史と自然が息づく柏市の隠れた名所である、「旧吉田家住宅歴史公園」。
吉田家の長屋門をくぐると広がる広大な屋敷内には、茅葺屋根の重厚な主屋、格調の高い書院、趣のある庭園や屋敷林があり、外の喧騒から離れた時間が止まったようなやすらぎを味わえます。さらに、広大な芝生広場があり、文化と自然を満喫できる公園となっています。

吉田家は、平安時代から続く相馬氏一門の一族とされており、現在は43代目に当たる家系。江戸時代には農業を営みながら名主として栄え、村の諸事を取り仕切る重要な役割を果たしていました。また、金融や穀物売買、醤油醸造業など多岐にわたる事業を手掛け、地域の特産品となるなど活躍しました。
吉田家の建物群は、江戸末期から明治初期にかけて建設され、主屋や書院を含む一連の建物が保存されています。また、庭園や庭井戸などの工作物、屋敷林も一緒に残されており、良い状態で保たれています。その価値が認められ、平成22年には8棟が国の重要文化財に指定されました。

豊受稲荷（ゆたかいなり）本宮

出典：豊受稲荷本宮 – 柏市観光協会 (kashiwa-cci.or.jp)

柏市にある豊受稲荷は、伏見稲荷大社附属講務本庁の柏市ゆたか扱所として、昭和40年に創建された単立神社です。神仏習合のスタイルを持ち、現代では珍しい存在となっています。

豊受稲荷は、伏見稲荷大社と同様に神社本庁には属さず、昭和40年に単立神社として創建。この神社は神仏習合のスタイルを持っています。伏見稲荷大社附属講務本庁の柏市ゆたか扱所として活動し、かしわ七福神の福禄寿も祀られています。

豊受稲荷は瑞祥が多く起こることで知られており、おめでたいことの兆しを感じることができます。そのため、パワースポットとしても人気があります。また、福絵師あず之助氏による御朱印や期間限定の御朱印など、様々な御朱印を受けることができることも魅力の一つです。

さらに、豊受稲荷では厄除祈願や交通安全祈願、地鎮祭、加持祈祷、七五三、結婚式など、さまざまな祈願事を承っています。幸福と瑞祥が訪れる場所として、豊受稲荷が人気を集めるパワースポットになっています。

＜御朱印について＞
・全て「作り置き」での受付(9：00～17：00)
・サイズはおよそ 横 21.5cm×縦 15.5cm
・授与期間限定あり

柏市の季節の観光スポット

手賀沼花火大会

出典：動画・フォトギャラリー | 手賀沼花火大会柏会場 (kashiwa-cci.or.jp)

2023年8月5日に４年ぶりの開催となる手賀沼花火大会。

手賀沼花火大会は、柏市、我孫子市、東葛飾郡沼南町が主催する花火大会で、利根川治水100周年を記念して昭和62年に始まりました。会場の数を増やし、規模も多くなっていましたが、一度目はリーマンショック、２度目は新型コロナウイルスの影響で再び中止されてしまい、今年2023年、4年ぶり開催となる予定です。今回は柏会場と我孫子会場の2つの会場で行われます。

特徴として、2つの会場において手賀沼湖上に専用の打ち上げ花火台船を固定し、湖上から花火を打ち上げています。迫力満点のウルトラジャンボスターマインや、子供たちに人気のあるキャラクターマインなど、湖上で打ち上げることによって生まれる独特の幻想的な水中花火なども楽しむことができます。

最も大きな花火は、高さ約330メートルまで打ち上げる1尺玉であり、公園や商業施設の駐車場や屋上、自宅など、柏・我孫子市内の広範囲から花火を見ることができます。会場に来なくても多くの市民が花火を観賞していますので、ご自身で是非ベストな場所を見つけてみて下さいね。

まとめ

柏市の観光スポットについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？

都心からも近く自然が多い柏に是非足を運んでみて下さいね。