【保育に関わる仕事】『保育士』と『幼稚園教諭』の違いは?仕事内容・資格・メリット&デメリットを徹底解説

子どもが大好きで、子どもの成長を側で見守ることが出来る保育士や幼稚園教諭は、現在人気の職種です。
子どもを見守り日中の保育や命を預かる責任ある仕事でありますが、子どもの笑顔に囲まれ成長を実感できます。

では、保育士と幼稚園教諭の違いをご存知ですか?実は、保育士と幼稚園教諭には明確な違いがありその違いを理解していないと、最悪の場合就職したい園にいけない、なんてこともあります。

本記事では、保育士と幼稚園教諭の違いについて詳しく解説します。

1.そもそも幼稚園と保育園は何が違うの?実は認定こども園という施設も

子どもを預ける場所とする代表的な施設が『幼稚園』と『保育園』です。

しかし、幼稚園も保育園も同じように子どもを預かってくれる場所だと思っていませんか?
もちろん、子どもを日中保育を行うという点では幼稚園も保育園も同じですが、実は保育園と幼稚園は全く異なる定義で設立された施設になります。

保育士と幼稚園教諭の違いを知る前に、まずは幼稚園と保育園の違いについて解説します。

保育園とは

保育園は現在待機児童が多かったり、保育園に合格出来なかったりと何かと話題になりますよね。
保育園は、小学校へ入学する前の乳幼児に対して、保育が必要であるものの、仕事や介護といった何らかの理由で保育を行うことが出来ない場合に、保護者に変わり保育を行うための施設です。

まだまだ親のサポートが必要になる年齢の子どもが対象となり、保育士が親の代わりとなって子ども達の成長を見守ったり、日中の活動の中で子ども達が成長出来るように支援や指導を行っていきます。子ども達が安全で安心して生活を行えるように、様々な活動を取り入れていったり、基本的生活習慣の習得や、子ども同士の社会性や協調性を育んでいけるように保育を行うのが保育園です。

保育園に入園できる年齢は0歳児から5歳児までで、0歳児では生後半年以降であれば入園可能となっている保育園が多いですが、中には生後6か月以下であっても預かってくれる保育園もあります。
保育園は保護者のライフスタイルに合わせて子どもを預かってくれますので、通常保育よりも早い時間帯や遅い時間帯であっても、子どもを預かることが出来ます。そのため、パートタイマーでなく正社員の方も、子どもを保育園に預けることで仕事を続けることが出来るようになります。

保育園の管轄は、厚生労働省という福祉関連や子育てに関しての所轄が担当しており、あくまでも幼稚園のような教育機関ではなく児童福祉施設になります。
保育園は児童福祉法により様々な基準が定められており、定員や保育士の人数、部屋の広さなど全ての基準をクリアした所のみ認可保育園として認められますが、中には基準をクリアしていないので、国から認められず無認可保育園として運営されている所もあります。
無認可保育園と認可保育園では、どちらも保育士が在籍している保育園であることに違いありませんが、認可保育園は国からの補助金があるのに対して、無認可保育園では補助金がないために、保育料などが高くなる傾向にあります。

しかし、無認可保育園であれば保護者のライフスタイルに合わせて臨機応変に対応してくれている園もありますので、夜間保育や病児保育といった様々なスタイルの保育園があり、保護者が働きやすい環境にすることが出来るというのも利点の1つでしょう。
現在は保育園も教育系や運動系、芸術系など様々な分野に特化している所が多くあり多様化していますので、自分の子どもにあった保育園を探してみることが大切です。

幼稚園とは

0歳から預かることが出来る保育園に比べて、幼稚園は3歳以降であれば入園することが可能になります。
保育園が厚生労働省の管轄であるのに対して、幼稚園は文部科学省が管轄になりますので、就学前の教育を行い、小学校へ入学後にスムーズに学業に進めるように指導を行います。

3歳前後になると、子ども達は今まで親の側で親と自分という世界の中で主に生きてきましたが、周りへの興味や関心に芽生えていき、親との関係のような縦の繋がり以外で、友達関係といった横の繋がりを求めるようになります。
幼稚園は、このように精神的な自立や発達が著しい3歳頃から、集団生活を行い、遊びを通して協調性や創造性を育み、小学校の学習や生活の基盤を作っていくことが目的です。

そして、幼稚園は保育園と異なり、保護者が仕事をしていなくても預けることが出来ます。
あくまでも、幼稚園は仕事をしているために保育を代わりに行う場所ではなく、子どもの成長や教育のために子どもを預ける場所になります。

認定こども園とは

現在、公立の保育園や幼稚園以外に増加しているのが認定こども園です。
認定こども園は、幼稚園と保育園を合わせて良い部分をピックアップした園の事で、保育園のように仕事をしていなければ利用出来ないということではありません。認定内容はそれぞれの都道府県で条例が定められていますが、管轄は内閣府になり、厚生労働省や文部科学省のどちらの管轄もあるということになります。
認定こども園は4種類に分かれておりそれぞれが異なる機能があります。

幼保連携型認定こども園

認定こども園の中でも代表的なのが幼保連携型認定こども園です。
幼保連携型認定こども園とは、幼稚園の機能と保育園の機能を兼ね備えた施設で、小学校への円滑な就学を目標に保育を行っていきます。小学校との交流も盛んに行われているので、小学校への期待等を得ることが出来ます。

幼稚園型認定こども園

一般的な幼稚園がベースになったのが幼稚園型認定こども園です。保育園の機能も備えていますので、0歳から子どもを預けることが出来、保育園のように長時間保育を行うことも可能です。

保育園型認定こども園

保育園型認定こども園は、公立や私立の認可保育園がベースになっていながらも、幼稚園の機能も兼ね備えている認定こども園のことで、仕事をしていない保護者であっても預けることが出来ます。

地域裁量型認定こども園

地域裁量型認定こども園とは、幼稚園と保育園の両方が認可していない施設がベースになっています。待機児童問題を解消するために、新しい認定こども園として機能しています。

元々教育を目的としている幼稚園と、仕事をしているために子どもを預ける施設である保育園ですが、ニーズの多様化により保育園であっても教育を行って欲しかったり、幼稚園であっても長時間保育を行って欲しいという想いがあり認定こども園という施設が出来ました。
現在は保護者の働き方も様々になってきているので、それぞれのニーズに対応できるようになっています。

2.『幼稚園教諭』と『保育士』は何が違う?

幼稚園と保育園の違いがわかった所で、では幼稚園教諭と保育士の違いは何があるのでしょうか?
幼稚園教諭と保育士の違いとしては以下の5点があげられます。

資格が異なる

幼稚園教諭と保育士の違いとして最も大きいものは、資格が異なるということです。
幼稚園教諭は、幼稚園の教員免許の一種か二種がなければ指導や保育を行うことが出来ない上に、幼稚園自体に就職することが出来ません。

これに対して、保育士は国家資格である保育士免許を有していることが条件となります。

また、認定こども園の場合であれば、保育士と幼稚園教諭の免許両方が必要となりますので注意が必要です。保育園、幼稚園共に子どもを預かる場所ですが、必要となる資格が異なり、当然取得方法も異なりますので、これから保育士を目指す方は間違えないようにしましょう。

②資格の取得方法が異なる

①と通ずるものがありますが、保育士免許と幼稚園教諭免許は取得方法が異なり、間違えてしまうと取得できなかったり、時間や取得のための金額が多くかかってしまう恐れがあります。

まず、幼稚園教諭免許の取得方法ですが、幼稚園教諭免許は通信教育や独学で免許を得ることは出来ません。幼稚園教諭免許を取りたい場合には、文部科学省が認可している大学や短期大学、専門学校といった保育に関するカリキュラムを修了することが必須条件になります。取得年数も最短でも2年かかり、指定された教育実習も行わなければなりません。
それに対して、保育士免許は大学や短期大学などに通わなくても免許を取得することが出来ます。

もちろん、幼稚園教諭免許を取得するために通学している大学であれば、同時に両方の免許を取得することが出来ますが、毎年開催されている保育士試験を受験し合格すれば保育士免許を取得することが可能です。保育士試験は通信教育や独学でも受験することは可能ですが、受験資格を得るまでにはそれぞれの学歴などに合わせて、児童福祉施設等で実務経験を積まなければなりません。
中学校を卒業しているのであれば、5年以上7200時間、高校を卒業しているのであれば2年以上2880時間以上の実務経験があれば、保育士試験の受験資格を得ることが出来ます。

また、現在は認定こども園が増加していますが、認定こども園の場合には幼稚園教諭免許と保育士免許の両方が必要になります。
どちらか一つしか持っていない方へ向けて、幼保特例制度により、就職や転職のために持っていない免許が必要とする場合には、3年以上、4320時間以上の実務経験があれば、大学や短期大学といった保育士養成施設で最大8単位の特例協科目を修得した方は、試験によって免許を取ることが可能となりました。
どちらかしか取得していない場合で、条件に当てはまるのであれば、どちらの免許も持っている方が選択肢の幅が広がるので検討してみましょう。

③仕事内容や保育を行う年齢が異なる

保育士も、幼稚園教諭も、保護者の代わりに日中の保育を行うことに変わりはありませんが、厳密にいうと仕事内容や保育する年齢に違いがあります。

保育士は『保育を必要とする乳児や幼児の保育を行い、基本的な生活習慣などを養っていく』という目的をもとに保育を行っていきます。
それに対して、幼稚園教諭は『年齢や発達に応じて、子ども達にふさわしい環境の中で教育や生活習慣の指導を行い小学校への就学へ備える』ために保育を行います。
現在は保育園であっても、教育や運動系に特化しているために幼稚園との区別が少なくなりつつありますが、厳密には幼稚園教諭と保育士には保育の目的が異なります。

また、保育士と幼稚園教諭では保育を行う年齢も異なります。
保育は0歳から就学前の6歳までの乳幼児が対象になりますが、幼稚園教諭の場合は3歳から就学前の6歳までの幼児が対象になります。

しかし、待機児童問題が取り上げられており、幼稚園でも3歳未満の乳幼児を預かっている幼稚園も登場してきました。様々な形態の幼稚園や保育園が登場してきていますので、保育士や幼稚園教諭もそれぞれの園に順応する力が求められます。

④『保育士』は早番など就業時間が不規則な場合がある

保育士と幼稚園教諭では、就業時間が異なります。

保育園では早朝保育などがありますので、それに合わせて保育士も出勤することになりますので、保育園にもよりますが7時から19時頃までの約8時間の勤務時間になります。中には、もっと早い時間から預かってくれたり、遅い時間や夜間保育を行っている保育園もあります。
保育園によりスケジュールや勤務時間は異なりますので、就職する園を探す時には事前に保育時間等を確認しておくようにしましょう。

幼稚園教諭の場合には原則子どもが在園している時間は4時間になり、9時から14時までは保育を行い、それ以外の時間は書類や準備といった作業を行い、17時半頃に退勤となります。
しかし、幼稚園も保育園と同様で、預かり保育を行っている場合もありますので、幼稚園教諭だからといって必ず決まった時間に退勤出来るとは限りません。
就職を考える時には、目星となる保育園や幼稚園を見つけたら勤務形態を調べてみることが大切です。

また、幼稚園は夏休みや春休み、冬休みといった長期休みがありますが、保育園は長期休みはありません。
お盆や正月といった所は休みにしている保育園もありますが、必要な場合には保育を行うことになります。
このように見ると幼稚園教諭の方が、休みが多いのではと思われがちですが、長期休みは園児のみで職員はいつも通り出勤しなければならない園も多くあります。休暇の取り方などは園によるということを覚えておきましょう。

上記のように、保育士と幼稚園教諭では勤務時間や保育内容が異なりますが、現在は保育園も保育のみを行うのではなく、幼稚園のように教育を行っている所も多く、逆に幼稚園であっても預かり保育を行っているので遅い時間帯まで子どもが在園している所もあります。

保育園も幼稚園も多様化してきていますので、事前にしっかりと調査しておくようにしましょう。

⑤『幼稚園教諭』と『保育士』の違い一覧

 幼稚園教諭保育士
必要となる資格幼稚園教諭免許保育士資格
資格の取得方法大学や短期大学、専門学校で
保育のカリキュラムを修了する
・大学や短期大学、専門学校で
保育のカリキュラムを修了する
・保育士試験に合格をする
保育を行う年齢3歳~小学校就学前0歳~小学校就学前
管轄文部科学省厚生労働省
保育内容・保育が必要な子どもに対し保育を行い、基本的生活習慣や社会性を育めるようにする・社会性や自立心を養い、
就学に備えるために教育を行う
勤務時間例)9時~17時例)・7時~16時
・8時~17時
・10時~19時など

3. 『保育士』・『幼稚園教諭』として働く場合のメリット・デメリットとは?

では、保育士と幼稚園教諭として働く場合のそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。

保育士』のメリット

  • 子どもの年齢が幅広くあるので、月齢の発達などを学びやすい
  • 複数担任制になるので、他の保育士と協力して保育を行いやすい
  • 保育園だけでなく児童福祉施設や託児所など様々な施設で働くことが出来る
  • 教員免許のように、免許の更新がない

保育士は幼稚園教諭よりも多くの年齢の子ども達を保育することになりますので、子どもの成長を側で感じることが出来ることが大きなメリットです。
中には0歳から保育園に通園している子もいますので、その子たちが卒園するとなると保育士の喜びもひとしおです。

また、保育士は幼稚園教諭よりも就職することが出来る施設が多くあります。
児童養護施設や託児所、乳児院だけでなく、病児保育や院内保育なども保育士の資格があれば働くことが出来ます。仕事の選択肢が増えるということは保育士免許の大きなメリットと言えるでしょう。

保育士』のデメリット

  • 土曜出勤がある他、中には日曜日も必要な場合には預からなければならないことがある
  • 勤務時間=保育時間なので、事務仕事などを行う時間が確保できない
  • 幼稚園教諭よりも給与が低い傾向がある

保育士のデメリットとしては、やはり保育時間が長く土日も出勤しなければならない場合があるということです。
土日の休みを確保したい場合には、保育士よりも幼稚園教諭の方が適しているでしょう。

また、保育園は幼稚園よりも長い時間保育を行いますので、保育士の勤務時間は保育時間になります。
保育士は保育以外にも書類整理や行事の準備、掃除など膨大な仕事があり、それらは保育時間以外にこなさなければなりません。保育時間=勤務時間となると、事務仕事や行事の準備等は自宅へ持ち帰って仕事を行うか、残業しなければならなくなります。

保育士の人員不足が話題になっていますが、保育士は給与に対して仕事量が多くとても大変な仕事であることは間違いありません。多くの保育園はこの問題を解消すべく、保育士を増やして一人当たりの負担を減らしたり、乳児クラスで複数担任へ幼児クラスの行事の準備などを任せたりと配慮しています。

幼稚園教諭』のメリット

  • 担任制なのでじっくりと子ども達と向き合うことが出来る
  • 土曜日と日曜日は基本的に休むことが出来る
  • 保育の時間が短いので、退勤するまで事務仕事や行事の準備をすることが出来る
  • 長期休暇をもらえる
  • 幼児からの保育になるのでトイレ等の生活習慣が身についている
  • 給与が高い傾向にある

大学や短期大学といった保育のカリキュラムを修了しなければ取得することが出来ない幼稚園教諭は、やはり保育士よりも給与が高い傾向にあります。

もちろん、それぞれの園によりますが、大学等を卒業したのであれば、幼稚園教諭の方が給与は優遇されていることが多くなり、メリットとなるでしょう。

また、幼稚園は土日が行事以外では休みになり、長期休みももらえる幼稚園もあります。
長期休み中は先生も同様に休みの所もあれば、出勤しなければならない所もありますが、保育はありませんので有給休暇を消化したり、行事の準備に費やすことが出来ますので、持ち帰りの仕事や残業を減らすことが出来、保育士自身の負担を減らすことが出来ます。

そして保育園よりも幼稚園は保育する年齢が幼児以降になるために、基本的な生活習慣はある程度身についていますので、おむつ替えなどの世話をする必要はありません。
そのため、トイレトレーニングや手洗いうがいといった基本的生活習慣などを一から指導することはなく、子ども同士のコミュニケーションや自立心、達成感や協調性といった社会性を育むための保育をメインに行うことが出来ます。

幼稚園教諭』のデメリット

  • 幼稚園免許の更新が必要
  • 担任が1人で保育をするので責任が大きくなる
  • 保育士よりも求人が少ないので、幼稚園教諭の免許だけでは就職する場が限られている

幼稚園教諭は教員免許になりますので、10年毎に更新が必要となります。教員免許の更新には、指定された大学等で講義を指定された時間受けるか、免許の更新試験を受けて合格しなければなりません。
この教員免許の更新には時間がかかるだけでなく、費用もかかってきますので10年経つ度に受験しなければならないということは大きな負担になります。

また、幼稚園教諭は1人担任制が多く、約30人程度の子ども達を一人でみなければならず責任が大きくなります。
もちろん子ども達に危険がないように見守る他にも、体調の変化等にも気が付かなければならない等、保育園と同様に保護者から大切な子どもを預かっているので、1人で子ども達が安全で安心して活動が出来るようにしなければなりません。
一人で30人程度の子ども達をまとめていくには、豊富なスキルと高い指導力、強い責任感が求められます。
幼稚園教諭はあくまでも教師としての立場であると共に、保育を行う面も合わせ持たなければならない職種になります。

共通のメリット

  • 比較的就職がしやすい
  • 子どもと共に成長することが出来る
  • 仕事にやりがいや充実感を感じることが出来る
  • 保護者から感謝されたり良い関係を築くことが出来る
  • 責任ある仕事が出来る

保育士と幼稚園教諭では、資格や管轄は全く異なりますが、どちらも多様化してきていますので、垣根はあいまいになってきているのが現状です。
保育士であっても、子ども達に学び等の指導を行っていかなければならない保育園もあれば、幼稚園教諭であっても未就園児の保育を行わなければならないこともあります。

しかし、どちらの職種も共通して言えるメリットは、やはり『子どもと共に成長することが出来るやりがいのある仕事』ということでしょう。子どもは大人には考えられない発想や創造を持っていたり、どんどん成長していく姿を見て、私たち大人が改めて考えさせられたり、共に成長をしていくことができます。
子ども達の成長を見守りながらも、一緒に成長することが出来る仕事は保育士や幼稚園教諭の大きなメリットでしょう。

共通のデメリット

  • 保育以外にも事務仕事や行事の準備など仕事量が多い
  • 人間関係で悩むことがある
  • 他の職種よりも給与が安い傾向がある
  • やりがいはあるものの責任が大きな仕事である
  • 常に子ども達の命の危険と隣合わせである

子ども達の笑顔に包まれて、充実感ややりがいのある仕事である保育士や幼稚園教諭ですが、先ほど紹介した様に単に子ども達と活動を共にすることだけが仕事ではありません。
保育士や幼稚園教諭は保育以外にも、事務仕事や行事の準備といった保育以外の仕事が多くあります。体力や根気も必要になり、子ども達と笑顔で過ごしている保育士という仕事は非常に重労働で体力勝負です。

また、子どもの命を預かることになりますので、常に子ども達に危険がないかという気を張っていなければならなかったり、幼稚園や保育園の方針で教育や運動に特化している園であれば、一定のレベルまで子ども達を指導しなければならないので、責任やプレッシャーが重くのしかかるということは精神的な負担が大きくなるでしょう。

他にも、職場の人間関係が辛いという理由も多く見られます。
上下関係が厳しかったり、新米の保育士は他の保育士が帰るまで帰れなかったりと人間関係に悩む方もいます。
上記のような理由があるものの、それをはねのけるくらいに子ども達との活動や笑顔を見ることに対してやりがいを感じる方が多いのも事実です。

どの仕事にもメリット・デメリットは存在します。保育士や幼稚園教諭は確かに心身共に負担がかかる仕事ではありますが、子どもに囲まれて楽しく笑顔で過ごすことが出来、成長を肌で感じることが出来る素敵な職種であることは間違いありません。

4.まとめ

今回は幼稚園教諭と保育士との違い、メリットやデメリットについて詳しく紹介しました。幼稚園教諭も保育士も非常にやりがいがあり、子ども達と共に過ごす時間はかけがいのないものです。

また、どちらの免許も就職に有利で、産休などを得ても復帰しやすい上に、やりがいがあるのもメリットでしょう。

しかし、子どもを保育する以外にも膨大な仕事があり、責任やプレッシャーが多くあるために、保育士という仕事から遠のいてしまったという意見もあります。もちろん、実際に仕事を行ってみないとわからないことはありますが、それぞれのメリットやデメリットを把握した上で、就職先を探す時には、勤務形態などを調べる他にも、登園している子ども達が笑顔で楽しく過ごしているかも確認してみることが大切です。