千葉開府900年を前に、歴史の拠点が生まれ変わる
2025年11月8日、千葉市立郷土博物館(通称:千葉城、亥鼻城)が大規模リニューアルオープンを迎えました。2026年に控える「千葉開府900年」に向けて、千葉氏をはじめとする郷土の歴史を楽しみながら学べる拠点として、常設展示が全面的にリニューアル。歴史好きはもちろん、ファミリーでも楽しめる体験型コンテンツが充実した施設へと進化しています。
千葉都市モノレールの県庁前駅から徒歩約10分という好アクセス。まさに「空飛ぶ電車」として親しまれる千葉都市モノレールに乗って、千葉市を満喫する絶好の機会です。

出典:https://www.city.chiba.jp/kyodo/
・2025年11月8日、千葉市立郷土博物館がリニューアルオープン
・ファミリーでも楽しめる体験型コンテンツが充実
・千葉都市モノレールで楽々アクセス
参考:【千葉市中央区】千葉市立郷土博物館(千葉城)本日リニューアルオープン
千葉城リニューアルの見どころ
記念式典で味わう特別な一日
11月8日の式典当日は、北辰一刀流による迫力ある演武と葛城中学校吹奏楽部による演奏が披露されました。北辰一刀流とは、幕末の剣豪・千葉周作が創始した剣術流派。坂本龍馬も学んだことで知られ、現代剣道の礎を築いた歴史ある流派です。千葉氏ゆかりの地で、その名を冠する千葉周作の流派の演武を見られるのは、まさに歴史のロマンを感じる瞬間でした。
体験型コンテンツが充実
リニューアル後の見どころは、何といっても体験型コンテンツの充実ぶり。千葉氏VRゲーム「月星の記憶」では、最新技術を駆使して千葉氏の歴史を体感できます。月星(つきぼし)とは千葉氏の家紋である「月星紋」のこと。北極星と三日月を組み合わせたこの紋は、千葉氏が妙見信仰を篤く守っていたことを示しています。
また、鎧の試着体験では、武士の気分を味わえるとあって子どもたちに大人気。記念写真を撮れば、SNS映えすること間違いなしです。
当日は限定特典も配布

出典:株式会社 塚原緑地研究所
当日はリニューアル記念として、特別デザインの「ご城印」を先着100名に配布。さらに、当日来館者先着150名には、記念缶バッジとオリジナルクリアファイルがプレゼント。城好き、歴史好きにはたまらない限定アイテムです。
千葉都市モノレールで巡る千葉市

出典:https://chiba-monorail.co.jp/
空中散歩を楽しむ懸垂型モノレール

千葉都市モノレールは、懸垂型モノレールとして営業距離世界最長を誇り、ギネス世界記録にも認定されています。地上から見上げると「空飛ぶ電車」として親しまれ、車窓からは千葉市街を一望できる絶景が楽しめます。
千葉駅を起点に、1号線(千葉みなと方面)と2号線(千葉城台方面)の2路線が運行。千葉城へは、千葉駅から1号線で約3分の県庁前駅が最寄りです。
スポーツを満喫するなら

千葉都市モノレール2号線には「スポーツセンター駅」があり、駅名の通り千葉県総合スポーツセンターへの玄関口となっています。陸上競技場、テニスコート、野球場、バスケットボールコートなど充実した施設が揃い、週末には多くの市民やスポーツ大会で賑わいます。
また、千葉駅から2号線でわずか1駅、約2分の「千葉公園駅」周辺も注目のスポーツエリアです。2023年4月にオープンした「YohaSアリーナ~本能に、感動を。~」(千葉公園総合体育館) は、バスケットボールコート2面分の広さを誇るメインアリーナを中心に、サブアリーナ、武道場、弓道場・アーチェリー場、トレーニング室などを備えた本格的な総合体育館 です。1052席の観覧席を有し、V.LEAGUE男子バレーボールチーム 千葉ドットといったスポーツの試合も観戦できるため、「する」スポーツだけでなく「観る」スポーツも楽しめます。千葉公園に隣接する日本水泳連盟公認の50mプール(夏季営業)や野球場などと合わせて、充実したスポーツ施設が揃っています。
千葉城での歴史散策の前後に、これらの施設で体を動かすのもおすすめです。モノレールでの移動なら、各スポット間の移動もスムーズで、充実した一日を過ごせます。
芸術も楽しめる沿線施設

千葉都市モノレール沿線には、千葉市美術館(葭川公園駅から徒歩約5分)や千葉県立美術館(県庁前駅から徒歩約15分)など、芸術文化施設も点在。千葉城での歴史学習と合わせて、芸術鑑賞も楽しめます。
千葉氏と北辰一刀流の深い縁

出典:https://hokushin-ittoryu.com/history.html
千葉城リニューアルで注目したいのが、千葉氏と剣術の関わりです。式典で演武が披露された北辰一刀流を創始した千葉周作は、千葉氏の末裔とされる千葉一族の出身。北辰一刀流は、江戸時代後期に「江戸三大道場」の一つに数えられるほど隆盛を極めました。
千葉周作が確立した合理的な稽古法は、現代剣道の発展に大きく貢献。防具と竹刀を用いた実践的な稽古を重視し、「技の千葉」と称されたその教えは、坂本龍馬、山岡鉄舟、新選組の山南敬助など、幕末を駆け抜けた多くの志士たちに受け継がれました。
「それ剣は瞬速、心、気、力の一致」——千葉周作が残したこの教えは、剣道だけでなくスポーツ全般に通じる精神性を示しています。千葉城で歴史を学び、スポーツセンターで体を動かせば、心技体の一致を体感できるかもしれません。
900年の歴史が紡ぐ未来への物語
平安時代後期の1126年、平常重(後の千葉常重)が現在の中央区亥鼻付近に本拠を移し、初めて「千葉」を名乗ったことから、千葉市の歴史は始まりました。千葉氏は源頼朝を支えて鎌倉幕府成立に貢献し、関東有数の武家として栄えた一族です。
亥鼻城は、千葉氏の居城として約400年にわたり千葉の中心地であり続けました。その跡地に建つ千葉市立郷土博物館は、まさに千葉市の歴史の原点。リニューアルを機に、千葉氏の歴史や文化を次世代へ伝える拠点として、新たなスタートを切りました。
アクセス&周辺情報
千葉市立郷土博物館(千葉城)へのアクセス
- 千葉都市モノレール:県庁前駅から徒歩約10分
- JR千葉駅:京成バス「大学病院」行きで「郷土博物館」下車すぐ
- 入館料:無料(一部体験は有料の場合あり)
- 開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
- 休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
おすすめモデルコース
歴史×スポーツ満喫コース(所要時間:約5時間)
1. 千葉駅 → 千葉都市モノレール2号線(約2分)
2. 千葉公園駅 → YohaSアリーナ(千葉公園総合体育館)で朝の軽運動やトレーニング(1時間)
3. 千葉公園駅 → モノレールで千葉駅経由、県庁前駅へ(約5分)
4. 県庁前駅 → 徒歩で千葉城へ(約10分)
5. 千葉市立郷土博物館 → VR体験や鎧試着、展示見学(2時間)
6. 亥鼻公園 → 周辺散策、桜の名所としても有名(30分)
7. 県庁前駅 → モノレールで千葉駅へ戻り、駅周辺でランチ
もう少し時間がある方向け:スポーツ観戦プラスコース(所要時間:約6〜7時間)
上記コースに加えて、YohaSアリーナでのスポーツ試合観戦や、スポーツセンター駅で下車して千葉県総合スポーツセンターを巡るプランもおすすめ。モノレールの1日乗車券(大人700円)を活用すれば、乗り降り自由で効率的に千葉市内を巡れます。
2026年「千葉開府900年」に向けて

出典:https://www.city.chiba.jp/chiba-shi/index.html
千葉市では、2026年の「千葉開府900年」に向けて、様々な記念事業が計画されています。千葉市立郷土博物館のリニューアルは、その幕開けを飾る重要なプロジェクト。千葉氏の歴史を次世代へ継承し、開府1000年を見据えた未来づくりの第一歩です。
千葉都市モノレールに乗って、空中散歩を楽しみながら、900年の歴史が息づく千葉の魅力を再発見してみませんか。歴史、スポーツ、芸術。千葉都市モノレールで巡る千葉城と千葉市の魅力。歴史の重みを感じながら出かけてみましょう。
住所:〒〒260-0856 千葉県千葉市中央区亥鼻1-6-1(Googleマップで見る)
EL: 043-222-8231
開館時間: 9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日: 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
料金: 無料 ※一部体験プログラムは有料の場合があります
アクセス:<電車・モノレール> 千葉都市モノレール「県庁前駅」から徒歩約10分、JR「千葉駅」から徒歩約20分、<バス> JR千葉駅東口7番乗り場から京成バス「大学病院」行き、「郷土博物館・千葉県文化会館」下車すぐ、<車> 京葉道路「穴川IC」から約15分、東関東自動車道「湾岸千葉IC」から約20分
駐車場: 有(約15台)※台数に限りがあるため、公共交通機関のご利用をおすすめします
公式HP: 千葉市立郷土博物館(千葉市公式サイト)
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