千葉モノレールで空中散歩!ギネス認定”空飛ぶ電車”で巡る千葉の魅力満載スポット5選

千葉の街の上を、まるで未来の乗り物のようにスイスイと走る電車。千葉市民なら誰もが知っているこの「千葉都市モノレール」ですが、「いつも見ているけど、実は乗ったことがない…」という方も多いのではないでしょうか?

実はこの千葉モノレール、ただの移動手段ではありません。スリルと絶景が楽しめるアトラクションであり、営業距離世界一としてギネス世界記録にも認定されている、千葉が世界に誇る乗り物なんです!

この記事では、そんな千葉都市モノレールの知られざる魅力から、お得なフリーきっぷを使った沿線の楽しみ方、週末にすぐ行けるおすすめスポットまでを徹底ガイド。「乗ること自体が目的になる」モノレールの旅へ、あなたをご案内します。

千葉モノレールで空中散歩!ギネス認定"空飛ぶ電車"で巡る千葉の魅力満載スポット5選 ラッピングモノレール車両

出典:https://chiba-monorail.co.jp/wp/wp-content/uploads/623c0b45314c031fbe8b10d4bf496982-scaled.jpg

おすすめポイント

・懸垂式モノレールとしての営業距離が15.2kmで世界最長
・日本では二か所のみ!貴重な懸垂式モノレール

まずは基本から!千葉モノレールが「世界一」のワケ

まずは基本から!千葉モノレールが「世界一」のワケ

千葉の空の代名詞ともいえる千葉都市モノレール。その最大の特徴は、一般的なモノレールのようにレールの上にまたがる「跨座式(こざしき)」ではなく、レールからぶら下がる「懸垂式(けんすいしき)」であること。この方式は「サフェージュ式」とも呼ばれ、日本では千葉都市モノレールと湘南モノレールでしか採用されていない珍しいタイプです。

そして、何より特筆すべきは、この懸垂式モノレールとしての営業距離が15.2kmで世界最長であること。2012年には「Longest suspended monorail train system in the world」としてギネス世界記録に認定されました。私たちは、知らず知らずのうちに世界一の乗り物と共に暮らしているのです。

懸垂式には、

「下の道路の視界を妨げにくい」「車輪が雨や雪に覆われにくく、天候に強い」「走行音が静かで、乗り心地が良い」といったメリットがあります。そして乗客にとって最大の魅力は、なんといってもその独特の浮遊感と、足元まで広がるダイナミックな景色でしょう。

乗るだけでアトラクション!千葉モノレールの3つの魅力

乗るだけでアトラクション!千葉モノレールの3つの魅力

ただの移動手段で終わらないのが千葉モノレールのすごいところ。乗車中も楽しめる、3つの魅力をご紹介します。

魅力1:まるで空飛ぶ絨毯!スリルと絶景の空中散歩

出典:車両紹介

モノレールの先頭車両は、前面の窓が大きく取られた最高のビュースポット。まるで自分が運転士になったかのような気分で、迫力満点の景色を楽しめます。ビル群の間をすり抜け、道路や川の上を滑るように進む様は、まさに「空中散歩」。特に、急なカーブでは車体が大きく傾き、ちょっとしたジェットコースターのようなスリルも味わえます。

運転席の床下にも窓がある車両をのぞくと、その浮遊感は格別です。千葉の街並みをいつもとは違う角度から眺める非日常体験は、大人も子供も夢中になること間違いなしです。

魅力2:世代交代が進む個性豊かな車両たち

現在活躍している車両は、近未来的なデザインでグッドデザイン賞も受賞した「URBAN FLYER 0形(ゼロがた)」と、開業当時からのレトロな雰囲気を残す「1000形」の2種類。

特に注目したいのが、1000形車両の動向です。新型車両への置き換えが順次進められており、その姿を見られる機会はだんだんと貴重になっています。2025年にはさらにその数を減らすことが予想されるため、見かけたり乗車できたりしたら、ぜひそのレトロな内装や乗り心地を写真と共に記憶に残しておきましょう。

さらに、注目したいのが期間限定のラッピング車両です。過去には人気アニメ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(俺ガイル)』や、プロeスポーツチームとのコラボなど、様々なデザインのモノレールが走ってきました。公式サイトで運行情報をチェックして、お目当ての車両に乗りにいくのも楽しいですね。2025年はどんなコラボ車両が登場するのか、今から楽しみです。

魅力3:途中下車の旅の強い味方!お得なフリーきっぷ

「いろんな駅で降りてみたいけど、運賃が気になる…」そんな方のために、千葉モノレールにはお得なフリーきっぷが用意されています。

  • ホリデーフリーきっぷ
    • 料金:大人630円 / 小人320円
    • 利用日:土・日・祝日・年末年始
    • 特徴:1日中、全線乗り降り自由!週末のおでかけに最適です。
  • お昼のおでかけフリーきっぷ
    • 料金:大人630円 / 小人320円
    • 利用日:平日
    • 利用時間:10:00~18:00
    • 特徴:平日の日中にお得に利用可能。ランチやショッピングにぴったり。

これらのきっぷを使えば、気軽に途中下車して、気になったお店に立ち寄ったり、公園を散策したりと、自由気ままな旅が楽しめます。
※料金は記事執筆時点のものです。お出かけの際は公式サイトで最新情報をご確認ください。

フリーきっぷでGO!途中下車の旅におすすめの厳選スポット5選

それでは、フリーきっぷを片手に巡りたい、モノレール沿線のおすすめスポットをご紹介します。

1.【千葉公園駅】進化し続ける憩いのオアシス「千葉公園」

1.【千葉公園駅】進化し続ける憩いのオアシス「千葉公園」

出典:オオガハスの開花について

千葉駅から一駅。都会の喧騒を忘れさせてくれる緑豊かな「千葉公園」は、今まさに進化を続けている注目のスポットです。春は桜、秋は紅葉はもちろん、初夏に見頃を迎えるオオガハス(古代ハス)は千葉市の花にもなっており、多くの人々を魅了します。
近年は公園全体のリニューアルが進み、カフェなどをはじめ施設がオープンするなど、ますます魅力的な空間に。2025年に向けてさらなる施設の充実も期待されており、訪れるたびに新しい発見があるでしょう。
毎年初夏に開催される「YohaS(夜ハス)」では、幻想的なライトアップが楽しめ、毎年待ち遠しい人気イベントです。

千葉公園 スポット情報

住所:〒260-0045 千葉県千葉市中央区弁天3丁目1−1 (Googleマップで見る
TEL:043-251-5103
アクセス:<電車>千葉モノレール「千葉公園駅」下車すぐ
駐車場:有
公式HP:https://chiba-park.com/

2.【動物公園駅】レッサーパンダに会える!「千葉市動物公園」

2.【動物公園駅】レッサーパンダに会える!「千葉市動物公園」

出典:小動物ゾーン

「動物公園駅」に直結しており、アクセス抜群の「千葉市動物公園」。二本足で立つレッサーパンダの風太くんで一躍有名になりました。広大な園内は7つのゾーンに分かれており、ライオンやキリンなどの大型動物から、動かない鳥として人気のハシビロコウ、ウサギやモルモットと触れ合える「わくわくあにまるフィールド」まで、見どころ満載です。モノレールの駅を降りると、そこはもう動物公園の入り口。小さなお子様連れでも移動の負担が少なく、一日中たっぷりと遊べます。

千葉市動物公園 スポット情報

住所:〒264-0037 千葉県千葉市若葉区源町280番地 (Googleマップで見る
TEL:043-252-1111
営業時間:9:30~16:30(入園16:00まで)
休業日:毎週水曜日(水曜日が休日にあたる時は翌日)、年末年始(12/29~1/1)
料金:大人(高校生以上)800円、中学生以下無料、年間パスポート大人3,000円 ※フリーきっぷ特典あり
アクセス:<電車>千葉モノレール「動物公園駅」下車すぐ(千葉駅からモノレールで約12分、都賀駅からモノレールで約5分、千葉みなと駅からモノレールで約16分)
駐車場:有
公式HP:https://www.city.chiba.jp/zoo/

3.【桜木駅】縄文時代へタイムスリップ!「加曽利貝塚」

3.【桜木駅】縄文時代へタイムスリップ!「加曽利貝塚」

出典:加曽利貝塚(特別史跡)

日本最大級の規模を誇る貝塚として、国の特別史跡に指定されている「加曽利貝塚」。桜木駅から少し歩きますが、歴史好きや知的好奇心旺盛な方にはぜひ訪れてほしいスポットです。
併設された博物館では、出土した土器や石器が多数展示されており、縄文人の暮らしをリアルに学ぶことができます。屋外には貝層の断面をそのまま見られる観察施設や、復元された住居もあり、まるで縄文時代にタイムスリップしたかのような感覚に。お子様の自由研究のテーマとしてもおすすめです。

千葉市動物公園 スポット情報

住所:〒264-0028 千葉県千葉市若葉区桜木8丁目33−1 (Googleマップで見る
TEL:043-231-0129
営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休業日:月曜日(月曜日が国民の祝日にあたる場合は開館、翌日以降の国民の祝日でない日は休館)、年末・年始(12/29~1/3)※臨時休館や臨時開館は公式サイトにて確認
料金:博物館及びその他野外施設 すべて無料
アクセス:<電車>千葉モノレール「桜木駅」下車 徒歩約15分
駐車場:有
公式HP:https://www.city.chiba.jp/kasori/

4.【県庁前駅】千葉の歴史と文化の中心地「亥鼻城(千葉市立郷土博物館)」 
※2024年9月30日~2025年10月31日までリニューアル工事のため休館

4.【県庁前駅】千葉の歴史と文化の中心地「亥鼻城(千葉市立郷土博物館)」 
※2024年9月30日~2025年10月31日までリニューアル工事のため休館

出典:

千葉氏の居城跡に建てられた「亥鼻城(いのはなじょう)」。天守閣を模した建物は「千葉市立郷土博物館」として、千葉の歴史や文化に関する資料を展示しています。最上階の展望室からは千葉市街を一望でき、天気が良ければ東京スカイツリーや富士山が見えることも。
周辺は亥鼻公園として整備されており、桜の名所としても知られています。千葉のルーツに触れる、落ち着いた大人の散策にぴったりの場所です。
1年間程の休館を経て、リニューアル後の展示にも注目です。

亥鼻城(千葉市立郷土博物館) スポット情報

住所:〒260-0856 千葉県千葉市中央区亥鼻1丁目6−1 (Googleマップで見る
TEL:043-222-8231
営業時間:公式サイト
休業日:公式サイト 
料金:公式サイト
アクセス:<電車>千葉モノレール「県庁前駅」下車 徒歩約10分
駐車場:有
公式HP:https://www.city.chiba.jp/kyodo/

5.【千葉みなと駅】潮風が心地よい港の絶景「千葉ポートパーク・ポートタワー」

5.【千葉みなと駅】潮風が心地よい港の絶景「千葉ポートパーク・ポートタワー」

出典:千葉ポートタワーについて

モノレールの終点・千葉みなと駅エリアは、開放的な港の景色が魅力です。ランドマークである「千葉ポートタワー」に登れば、地上113mの展望室から東京湾や千葉市街の360度パノラマビューが広がります。特に、夕暮れから夜にかけての景色はロマンチックで、「日本夜景遺産」にも認定されています。
タワーの周辺は広大な「千葉ポートパーク」となっており、芝生の上でのんびりしたり、海辺を散策したりするのもおすすめ。駅前の複合施設「ケーズハーバー」で食事やクルーズも港のそばでできる楽しみのひとつです。

千葉ポートタワー スポット情報

住所:〒260-0024 千葉県千葉市中央区中央港1丁目 千葉ポートパーク内(Googleマップで見る
TEL:043-241-0125
営業時間:6月~9月…9:00~21:00(毎日)、10月~5月…9:00~19:00(月~金)/9:00~20:00(土日祝) ※最終入館は閉館時間の30分前まで
休業日:公式サイト ※偶数月の第4月曜日および年末12/28~31休館。強風等により臨時休業あり。
料金:大人 420円、小・中学生 200円、小学生未満無料 ※フリーきっぷ特典あり
アクセス:<電車>千葉モノレール「千葉みなと駅」下車 徒歩約12分
駐車場:有
公式HP:https://chiba-porttower.com/

【モデルコース提案】2025年版!千葉モノレール満喫おでかけプラン

【モデルコース提案】2025年版!千葉モノレール満喫おでかけプラン

どこから行こうか迷ってしまう…という方のために、2つのモデルコースをご提案します。

<ファミリー向け>動物と進化する公園を満喫コース

  1. 10:00 千葉駅で「ホリデーフリーきっぷ」を購入してスタート!
  2. 10:30 「動物公園駅」到着。千葉市動物公園でたくさんの動物たちとご対面。
  3. 13:00 動物公園内でランチ、もしくはいったん千葉駅方面へ戻って食事。
  4. 15:00 「千葉公園駅」で下車。リニューアルされた千葉公園でボートに乗ったり、カフェで休憩したり。
  5. 16:30 モノレールに乗って帰路へ。運が良ければ貴重な1000形に乗れるかも?

<カップル・友人向け>歴史と夜景を楽しむ大人旅コース

  1. 12:00 千葉駅周辺でおしゃれにランチ。
  2. 13:30 「県庁前駅」へ。亥鼻城で千葉の歴史に触れ、公園を散策。
  3. 15:30 「千葉公園駅」へ移動し、カフェでひと休み。
  4. 17:00 終点「千葉みなと駅」へ。千葉ポートタワーから美しい夕景〜夜景を堪能。
  5. 19:00 ケーズハーバーで港の夜景を眺めながらディナー。

まとめ 空から千葉を旅してみよう

まとめ 空から千葉を旅してみよう

いつも下から見上げるだけだった千葉都市モノレール。それは、乗れば誰もがワクワクする、千葉が世界に誇るアトラクションでした。
フリーきっぷを片手に、空中散歩を楽しみながら、今まで知らなかった千葉の魅力を見つけに出かけてみませんか?

そして変わらない千葉の美しい景色。是非ギネス世界一のモノレールに乗って、特別な千葉の旅へでてみましょう。

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