【市川市】地元民が見どころをご紹介!市川市動植物園の楽しみ方!

今回の『千葉のミカタ』では、市川市北部にある「市川市動植物園」をピックアップ!

市川市在住のライターが実際に動植物園を訪問し、「これはおすすめ!」と感じた展示をご紹介していきます。

小さな子どもがいるママさん・パパさんや、自然豊かな場所がお好きな方は、ぜひ最後までご覧ください!

市川市動植物園の特徴・成り立ち

▲筆者提供/園内の案内板

市川市動植物園は、1986年に市川市の友好都市・中国四川省楽山からオスの真真(シンシン)・メスの誠誠(セイセイ)が寄贈されたことがきっかけで開園された動物園です。

「動物とのふれあい」をテーマに生き物を展示しており、園内では動物たちのありのままの姿を間近で観察できます。

多数のレッサーパンダを飼育していることや、ネットで話題となった「流しカワウソ」を展示している動物園ということで有名です。

敷地内には「奥市川」と呼ばれる市川市大町・谷津の自然を保護する自然観察園、バラ園、鑑賞植物園も併設しています。

哺乳類26種260点
鳥類18種54点
爬虫類4種36点
合計48種352点
市川市動植物園 飼育展示数

市川市動植物園の園内紹介

引用元:市川市動植物園

まずはじめにご紹介するのは、市川市動植物園のメインスポット・動物園エリアです!

入園ゲートから時計回りの順番で紹介していきますので、ぜひ訪問する際の参考にしてみてください。

管理棟・自然博物館

▲筆者提供/入園ゲート前にて撮影

入園してまず最初に目にするのは、動物園の管理棟と市川市自然博物館です。

こちらの博物館は平成元年10月に完成した、市川市で3番目に歴史が長い博物館となります。

市川市の生き物や自然にまつわる展示が多く、生態系や環境を気軽に学べる貴重な場所です。

3階ではインドホシガメ、ニホンイシガメなどが展示されています。

迫力満点!フライングケージ・エミュー

▲筆者提供/左からシュバシコウ(上段左)、チリフラミンゴ(上段中央)、ベニイロフラミンゴ(下段右)

管理棟横の階段を上り左手にまず見えるのが、大型の鳥類を展示する「フライングケージ」です。

ここのおすすめポイントは、1,000平米を超える広々としたトンネル型のケージで、7種類の鳥類がのびのびと生活する様子を間近で観察できること!

筆者が訪れたタイミングでは、シュバシコウが求愛のダンスを踊っていたり、ヘラサギが目の前に飛んできたりと圧巻でした!

▲筆者提供/ヘラサギ:近くで見るとかなり大きく見えます。

ヘラサギとは50cmほどの距離しか離れておらず、目の前でリラックスするヘラサギとは対照的に、驚いて腰が引けてしまう筆者でした。

また、フライングケージを出て左へ進むと、竹林の中でエミューが飼育されていました!

竹の合間を縫うように歩くエミューは迫力満点でしたので、ぜひ訪れた際にはじっくりと観察してみてくださいね。

鉄道好き集まれ~!ミニてつ広場

▲筆者提供/筆者は幼い頃に毎週乗りに来ていました

エミューが住む竹林から少し離れると、レッサーパンダやオランウータンが展示されている「ミニてつ広場」が見えてきます。

ここのメインはもちろんミニ鉄道!蒸気機関車・新幹線に乗って、広場をぐるっと一周できます。

中でもミニ蒸気機関車は、実際の蒸気機関車と同様に、石炭を燃やした蒸気で運行しているそうです!

ミニ新幹線は根強い人気のN700系と最新車両のE5系が運行し、筆者が訪問した日には赤い電気機関車が運行していました。

利用は1歳以上が対象で、大人・子ども問わず一律110円です。

▲筆者提供/広場の横には走り回れる広々とした公園も!

「森の賢人」オランウータン舎

▲筆者提供/じっと見つめ返され、心を読まれているような気持ちに…

ミニてつ広場を折り返すと、オランウータンがお昼寝している姿が見えました。

こちらは、1992年に市川市の姉妹都市であるインドネシア北スマトラ州メダン市から、友好の証として寄贈されたスマトラオランウータンの「イーバン(♂)」くんです。

イーバンは3頭の子どもを育てたお父さんで、年齢はなんと30歳以上!

筆者と目が合っても動じることなく、まっすぐこちらを見つめ返すイーバンくんには、どこか大人の”余裕”のようなものを感じます。

オランウータン舎には、他にもお母さんのスーミー、長女のリリー、次女のポポが飼育されています。

1番おすすめ!レッサーパンダ舎

▲筆者提供/寒さに負けず、活発に動き回っていました

オランウータン舎の横には、市川市動植物園のメイン展示・レッサーパンダ舎がずらっと並んでいます。

おっとりした性格のライチ(♂)、動植物園で一番の人気者イチ丸(♂)、走るのが大好きなココア(♀)など、みんな個性いっぱいです!

ふわふわの尻尾と愛くるしい顔に、筆者も思わず頬が緩んでしまいました。

こちらの2号舎・4号舎では現在8頭のレッサーパンダが展示されています。

▲筆者提供/広々としたケージを走り回るココアちゃん(2018/6/28生まれ)
▲筆者提供/南向きのケージは日当たり良好!日向でお昼寝するイチ丸くん(2009/7/4生まれ)

動物園と言えば!サル山

▲筆者提供/西日を浴びてのんびりモードなおサルさんたち

園の中央にあるのは、動物園の代名詞とも呼べる展示・サル山です。

筆者が訪れたタイミングはお昼ご飯の後だったようで、日の当たる場所でゆったりとくつろぐサルが多くいました。

▲筆者提供/子どもが元気に遊び始めた様子

しばらく観察していると、子ザルたちがサル山にかかる鎖を渡り、元気よく飛び跳ねる様子が見られました。

子ザルはそのままの勢いで、近くでのんびりしていたお母さんサルに突進!

母ザルも驚いたのか「ギャッ!」と一声上げ、子どもたちを落ち着かせようとする素振りをしていました。

ニホンザルも人間と変わらず、子育てに苦労しているようです。

かわいいサルがいっぱい♪サル舎(モンキーゾーン)

▲筆者提供/お団子のようにくっついて寝ていました

サル山の奥には、レッサーパンダ舎(3号舎)を利用したモンキーゾーンが続いています。

手前の展示スペースにいるワオキツネザルの親子は、西日に当たり仲良くお昼寝中♪

写真を撮ろうとカメラを構えたところ、お母さんと思われるワオキツネザルがカメラ目線をくれました!

▲筆者提供/ご飯がまだなのか、ケージの中から飼育員を呼ぶエリマキキツネザル
▲筆者提供/ボリビアリスザル:人懐っこい子は元気いっぱい!後ろの子たちは寒そうです

サル舎(モンキーゾーン)にはワオキツネザル・エリマキキツネザル・ボリビアリスザルの他にも、マンドリル・アカテタマリン・ワタボウシタマリンが暮らしています。

カワウソ・ミーアキャットが人気!小獣ゾーン

▲筆者提供/泳ぎが上手なカワウソも寒さは苦手なようで、泳ぐ姿は見られませんでした

サル舎の向かいには、小型の肉食獣を展示する小獣舎があります。

市川市動植物園の名物「流しカワウソ」が観察できる、コツメカワウソのエリアは必見!

エサやりの時間に訪れると、エサを求めてパイプを流れ落ちるカワウソの可愛らしい様子が観察できます。

▲筆者提供/こちらはお昼寝中のハクビシン。
▲筆者提供/ミーアキャットは何を見ているのでしょうか?

草食動物がお出迎え!家畜ゾーン

▲筆者提供/ホルスタインのしぐれさん(5歳)。貫禄が凄いです。

ソラ(♀)、ナミ(♀)の2頭が暮らすレッサーパンダ舎、ポニーが生活する「パドック」を通り、園の東側向かうと家畜ゾーンに到着です。

ここでは動物園の人気者アルパカ・カピバラ・ケヅメリクガメなどを飼育展示しています。

そんな家畜舎で特に目立っていたのは、2017年2月生まれのホルスタイン「しぐれ(♀)」ちゃん。

市川市動植物園では一番大きな動物で、間近で見るとかなり大きかったです!

なかよし広場・レストハウス(なかよしルーム)

▲筆者提供/なかよしひろば入口

動物園の最後に訪れたのは、動物との触れあいを楽しめる「なかよし広場」と「なかよしルーム」です。

広場ではモルモット・ヤギ・ウサギ・フクロウなど11種の生き物が飼育されており、放し飼いのヤギたちが広場を悠々と歩いていました。


なかよし広場の正面にあるレストハウスは、来園者の休憩所とマイクロブタの展示スペースを兼ねた建物です。

マイクロブタたちは今年1歳になったばかり!

元気で可愛いブタさんと、ぜひ触れ合ってみてはいかがでしょうか?

マイクロブタとの触れ合いスケジュールはこちら→市川市動植物園公式HP マイクロブタとのふれあい

こちらも忘れずに!観賞植物園のご紹介

▲筆者提供/観賞植物園 外観

市川市動植物園は、動物と触れ合えるだけでなく、植物園で植物の鑑賞を楽しめる施設です。

ここからは、鑑賞植物園の魅力を、たくさんの写真とともにご紹介します!

市川市動植物園がどんなところなのか、ぜひ最後までご覧ください♪

▲筆者提供/動物園から自然公園へと繋がる散策道

動物園から植物園までは、徒歩10分~15分ほどです。

筆者が訪れた時期は、紅葉が斜面に赤い絨毯を作っていました。

道中には他にも、湧水で潤う湿地・どんぐりの木のカーテンなど、自然がいっぱいです♪

▲筆者提供/春や夏の訪問がおすすめかも?

植物園までの道のりで、バラ園を発見!

冬の時期ですが、綺麗に咲いているバラを確認できました。

バラは春から秋にかけて、数十種類が咲くようです。

▲筆者提供/メキシコ・チリ・ブラジルなどの植物がたくさん!

植物園に入り温室へ足を踏み入れると、まるで外国に来たかのような雰囲気が広がります。

ここではサボテン類の植物をメインに展示しており、室温もポカポカ!

色や形がさまざまなサボテンに、とても癒されました。

▲筆者提供/ムシっとする温室へ来ました

サボテンの温室を抜けると、扉を開けた瞬間に温かい空気が身を包みます。

こちらは亜熱帯の植物を生育する温室で、うっそうとしたジャングルの様子が再現されています。

▲筆者提供/まるで「気温が高い梅雨」のような空気が満ちた温室です

亜熱帯エリアの室温は23度、湿度75%という高さに驚きました!

ジャングルの植物が育ちやすい環境を一定に管理しているようです。

▲筆者提供/最近園芸が気になる筆者。見慣れぬ植物に興味津々です。

温室では観葉植物として人気のもの、初めて見る珍しい植物など、多数の植物が展示されており、テーマパークのジャングルエリアのようなワクワク感が体験できました。

映画のセットのように綺麗なこの一角も、全て本物の植物でできていることにも驚きです!

▲筆者提供/熱帯の環境を再現した飼育池

温室の中では、亜熱帯に住む生き物についての解説も目にしました。

たくさんの植物に囲まれながら生き物を観察できるのは、動物園と併設する植物園ならではですね!

魅力たっぷり!市川市で大自然を満喫してみよう

▲筆者提供/紅葉の下でおやつを食べるコツメカワウソ

市川市動植物園の訪問レポートはいかがでしたか?

筆者は約20年ぶりに訪問しましたが、大人でも時間があっという間に過ぎるくらい楽しめました!

小さな頃は可愛い動物とミニ鉄道が目当てで訪問していた場所も、大人になると生き物の解説や展示方法、植物の美しさなどに注目できるようになり、こじんまりとした園内も魅力の一つなのだなと感じます。

生き物と間近で触れ合える市川市動植物園に、あなたもぜひご家族で訪問してみてはいかがでしょう?

さまざまな動物との触れ合いや、美しい自然の景色を満喫しながら、楽しい休日を過ごしてくださいね♪

市川市動植物園の施設情報はコチラ!

住所:
【動物園】〒272-0831 千葉県市川市大町284番1外(Googleマップで見る
【植物園】〒272-0831 千葉県市川市大町213番11外(Googleマップで見る
電話:
【動物園】047-338-1960
【植物園】047-339-4411
営業時間:
【動物園】9:30~16:30(最終入園16:00まで)
【植物園】9:30~16:30
【自然観察園・バラ園】9:00~17:00
料金:
【動物園】大人440円、小人110円(未就学児は無料)
【植物園・自然観察園・バラ園】無料
アクセス:
【東京方面から】京葉道路 市川ICから国道14号線を道なりに進み市川霊園方面へ。
【千葉方面から】京葉道路 原木中山ICから国道14号線方面へ→中山競馬場を越えて大柏橋交差点を右折→市川霊園方面へ。
【千葉ニュータウン方面から】国道464号線から鎌ケ谷消防署方面へ→粟野交差点を左折し、東武野田線の踏切を越えて2つ目の信号を右折し直進。
【公共交通機関】京成電鉄 京成八幡駅より京成バス「動植物園行」もしくは「市川営業所行」乗車約30分、またはJR武蔵野線 市川大野駅から市川市コミュニティバス「梨丸号」乗車15分
※詳しいアクセス方法は公式サイトをご確認ください。
その他情報:有料駐車場(240台/普通車500円)あり。
公式HP:市川市動植物園市川市自然博物館公式Twitter

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