本記事では、ドットライングループの面接を担当するクルーを紹介します。今回は主に新卒採用の面接を担当する櫻井さんに、入社のきっかけや面接で大切にしているポイントをお聞きしました。面接に臨む前にぜひチェックしてみてください!
「誰と働くか」で選んだキャリア

– 新卒の際の就職活動について教えてください。
もともとは公認心理士を目指して大学院への進学を考えていましたが、実習に参加する中で「自分には向いていないかもしれない」と感じるようになり、その道を断念しました。夢を諦めたばかりだったこともあり、就職活動に対してなかなか前向きになれず、はっきりとした軸を持てないままスタートすることになりました。
まずはスカウト型の就活サービスに登録し、届いたスカウトの中から気になった企業に応募するというスタイルで就活を進めていきました。そんな中で出会ったのが、とある人材業界の企業です。
その企業の選考を受けた際、面接を担当してくださった方の人柄に強く惹かれました。一方的に評価されるような面接ではなく、まるでキャリア相談のように丁寧に話を聞いてくださって、とても話しやすかったんです。「この人と一緒に働きたい」と心から思えたことが決め手となり、その企業への入社を決めました。
– これまでのキャリアについて教えてください。
新卒で入社した企業では、法人向けの採用支援サービスを主力事業として展開しており、私はそのサービスをご利用いただいた企業への初期サポートを担当していました。たとえば「こういう属性の方にスカウトを送ると返信率が高まりますよ」といったアドバイスを通じて、企業の採用成功を支援する仕事です。
その頃は入社1年目だったこともあり、定期的に人事部との面談の機会がありました。その中で、「自分も誰かのキャリアや成長を支える立場で働いてみたい」という気持ちが芽生え、人事という仕事への関心が次第に強くなっていきました。
とはいえ、当時の会社では新卒社員がすぐに人事部へ異動するのは現実的ではなく、転職してチャレンジすべきかどうか悩んでいました。そんなとき、面談を担当してくださっていた方から「今しかできないことだから、思い切って挑戦してみたら?」と後押しをいただき、転職を決意しました。
「人事として働けること」を軸に転職活動を始めましたが、未経験からの挑戦はやはり簡単ではなく、何社も不採用が続きました。それでも諦めずに活動を続け、最終的に2社から内定をいただきました。その中で、面接官の方の人柄に惹かれたことが決め手となり、IT企業のエンジニア採用担当として入社を決めました。
転職先のIT企業は少数精鋭の体制で、直属の上司が社長という環境でした。人事部門も私と採用面接を担当してくれた先輩社員の2名のみ。採用要件の定義から母集団形成、面接対応、内定後のフォロー、入社手続き、研修の企画・運営まで、採用業務の一連の流れを幅広く経験することができました。
しかしながら、その社長はいわゆる「昭和の体育会系」気質で、現実的ではない採用目標を一方的に課され、それが達成できないと有休取得に制限をかけられるなど、長く働き続けるには難しい環境でした。さらに、私を採用してくれた先輩も退職してしまい、「ここで働き続ける理由がなくなってしまった」と感じたんです。
それでも人事の仕事自体はとてもやりがいがあり、自分に合っていると感じていたため、再び人事職としての転職を決意しました。
– ドットラインに入社した経緯は?
「人事として働くこと」を軸に転職活動を進める中で、ドットラインの採用担当の求人を見つけました。
求人情報に「上司からの無理な飲み会の誘いは禁止」「社内では役職や年次に関係なくお互いに敬語を使う」など、職場のルールが明文化されていることが記載されており、とても印象に残りました。前職では、社長の意見が週ごとに変わったり、暗黙の了解が多かったりと、恣意的な対応に振り回されることが多かったため、「ルールが明文化されている環境なら、そうしたストレスがなく働けるかもしれない」と感じ、応募を決意しました。
最終的に入社を決めた一番の理由は、面接を担当してくださった採用担当の方のお人柄です。とはいえ、前職の経験から「採用担当が良い人だからといって、社内全体がそうとは限らない」ということも理解していたので、正直かなり迷いました。
そんな中で背中を押してくれたのは、ドットラインが掲げる「幸せの循環創造」というミッションと、それに基づいて明文化された社内ルールの存在でした。このミッションには、「まずは自分が幸せであることで他人を幸せにできる」という考え方が込められています。「まずは社員が幸せであること」を理念として掲げていて、それに基づいてルールが設計されているなら、きっと働きやすい会社なんだろう、と考えたんです。
ドットラインの面接は「キャリアを一緒に考える場」

– 櫻井さんが感じているドットラインの魅力は?
やはり一番の魅力は「人」だと思います。採用課のメンバーはもちろんのこと、面接や見学の依頼を通して関わる事業部の方々も、本当に温かくて優しい方ばかりです。
それに加えて、クルー同士の適度な距離感が保たれているところも、私にとっては働きやすいポイントです。仕事中はしっかりとコミュニケーションを取りながらも、業務が終われば各自のプライベートを大切にしていて、無理に飲み会に参加するような文化もありません。
前職では、社長の一声で急に飲み会が開催されることも多く、断りづらい雰囲気がありました。そのような環境に少なからずストレスを感じていたため、今のようにお互いを尊重し合える関係性の中で働ける環境は、本当にありがたいと感じています。
さらに、評価基準が明確であることも大きな魅力だと感じています。前職では根拠のない高い目標を一方的に課されることがあり、腑に落ちないまま働く場面もありました。しかしドットラインでは、過去の実績データに基づいた現実的な目標が設定されており、自分の業務に納得感を持って取り組むことができています。
加えて、週に一度上長との会議があり、業務の進捗や方向性について確認できるため、必要に応じて軌道修正もしやすいです。「何を頑張れば評価されるのか」が明確なので、努力が正しく認められ、それが給与にも反映される仕組みによって、日々前向きな気持ちで仕事に臨めています。
– 面接において重視しているポイントがあれば教えてください。
「ここを必ず見ています!」という明確な基準があるわけではありません。どちらかというと、面接は“選考の場”というよりも“相談の場”に近い感覚で行っています。
たとえば、現在の就職活動の状況や、将来やってみたいことをお伺いしながら、「ドットラインであればどんな活躍ができそうか?」「その方の理想や夢がどうすれば実現できるか?」を一緒に考えていくような面接を心がけています。
無理に取り繕わず、素直な気持ちをそのまま伝えていただけると嬉しいです。その方が、私たちも一緒にキャリアの可能性を広げやすくなります。是非あなたのありのままの思いを聞かせてください!
– 就活中の学生さんに向けてメッセージをお願いします!
まずお伝えしたいのは、「気軽に参加してほしい」ということです。
「ドットラインで何がしたいかまだはっきり決まっていない」どころか「就活の軸もまだ模索中」という状態でも、まったく問題ありません。実際、私自身も就活中は軸が定まらないまま動いていましたし、学生のうちにやりたいことを明確に決めるのは、そう簡単なことではないと思っています。
ドットラインの面接は、「キャリアを一緒に考える場」のような感覚で来ていただけたら嬉しいです!