本記事では、ドットライングループの面接を担当するクルーを紹介します。今回は採用部門の立ち上げに携わり、7年でドットラインを従業員数50名から1900名超の会社に成長させた吉田さんに、面接官自身の入社のきっかけや面接で大切にしているポイントをお聞きしました。面接に臨む前にぜひチェックしてみてください!
カフェ業界のエリアマネ-ジャーから医療・福祉業界の採用業務に挑戦

– 新卒の際の就職活動について教えてください。
学生時代はインテリアデザインを学んでいました。もともとはデザインの知識を活かして販売の仕事がしたいと思い進学したのですが、雑貨屋でのアルバイトを通して販売の現場に触れる中で、「数字のために、本当はお客様にとって必要じゃないものまで売らなければいけない」という状況に違和感を感じるようになりました。
そんな学生時代、ちょうどカフェブームが来ていて、流行に乗ってカフェでアルバイトを始めました。働くうちに、自分の接客でお客様が満足してくれて、リピートしてもらえることが売上につながる、そんな仕組みがとても自分に合っていると感じるようになりました。
その経験から、カフェ業界に就職することを決めました。中でも、「まだあまり知られていないお店をどうやって盛り上げていくか」に興味があったので、いくつかの企業の中から、あえて大手ではなくチャレンジができそうな小さめの会社を選びました。
– これまでのキャリアについて教えてください。
ドットラインに入社する前は、3社でカフェ業界の仕事を経験してきました。新卒で入社したカフェでは店長を務め、接客、商品調達、採用面接など、店舗運営に関わる業務を担当していました。
最初の転職は、「このままずっと既存店舗の店長を続けるのではなく、新規店舗の立ち上げをやってみたい」と思ったのがきっかけです。その後は関東圏全域での新規店舗の立ち上げや事業展開に携わり、エリアマネージャーとして売上管理やスタッフのマネジメントにも関わるようになりました。
2回目の転職は、ヴィンテージ雑貨とカフェが一体になった複合施設の立ち上げの話を聞いて、「これは面白そう!」と思ったことがきっかけでした。もともと学生時代にインテリアデザインを学んでいたこともあり、雑貨にも興味があったので、自分の好きなことを活かせるチャンスだと思い、新たなチャレンジを決めました。
– ドットラインに入社した経緯は?
3回目の転職のきっかけは、勤務していたカフェの閉店でした。次の仕事が決まるまでの間、イベント出店のような形で訪問先でコーヒーを淹れる活動をしていて、「いろいろな人と関わりながら、何か新しいことにチャレンジできたら」と思いながら過ごしていました。
そんなとき、知人の紹介でドットラインを知り、社長とお話する機会をいただきました。最初はオフィスの隣にあるコワーキングスペースでコーヒーを提供するという提案をしに行ったのですが、その場で「一緒に働きませんか?」とお声がけいただいたんです。「これから事業拡大を進めるにあたって、採用部門を立ち上げたい。吉田さんのように接客経験が豊富で、コミュニケーション力のある方にぜひ来てほしい」とお話しいただき、とても驚きましたが、同時に「こんなチャンスはそうそうないかもしれない」と思いました。
ちょうどその頃、私自身もカフェ業界の将来に限界を感じていた時期でした。10年ほど業界に携わる中で、どの店舗も客足が減少していて、市場全体が厳しくなっていることを実感していたんです。一方で、医療・福祉の分野は少子高齢化が進む中でニーズが高まっており、今後ますます必要とされる業界だと感じました。
さらに、社長からは「何年後にはこうなっていたい」「こんな形で事業を広げていく」といったビジョンが具体的に語られ、その内容にも非常に納得感がありました。勢いだけではない、しっかりとした未来像が描かれていて、「この会社には本当に将来性がある」と感じたんです。採用業務も医療・福祉業界も未経験ではありましたが、「この会社なら安定したキャリアを築いていけるし、会社の成長に貢献しながらやりがいを持って働ける」と思い、入社を決意しました。
入社後は、採用課の立ち上げに伴ってまずは現場を知るところからスタートしました。介護や児童支援の施設で、実際に業務を体験させてもらったんです。最初はもちろんまったくの未経験で、右も左もわからない状態でしたが、現場のスタッフの皆さんがとても丁寧にサポートしてくださって。「ドットラインは、本当に良い仕事をしている会社だな」と実感すると同時に、「未経験でも安心して挑戦できる環境がここにはある。だからこそ、採用活動でも自信を持って求職者様に勧められる」と心から思いました。
明確な志望動機がなくてもOK!面接は「ドットラインを知ってもらう場」

– 吉田さんが感じているドットラインの魅力は?
毎年のように新しいチャレンジや成長の機会をもらえるところですね。入社してから7年になりますが、その間ずっと新しいことを任せてもらえる環境があるのは、とても刺激的で楽しいです。
特に印象に残っているのは、本社移転の際に内装プロジェクトを担当させてもらったことです。普通なら外部の業者にお願いするような大きな仕事ですが、それを採用業務と並行しながら任せてもらえたのは、本当に大きなチャレンジでしたし、大きな成長の機会になりました。
– 面接において重視しているポイントがあれば教えてください。
面接に来てくださる学生さんの多くは、会社説明会をきっかけに「ちょっと興味があるな」と思って選考に進んでくれる方です。だから、一次面接の時点で完璧な志望動機を用意してくる必要はまったくありません。説明会の段階では会社への理解が浅いのは当然ですし、無理に志望動機を作って話そうとすると自分らしさが出せず、結果的にミスマッチにつながってしまうこともあります。
むしろ、不安や疑問があるのはごく自然なこと。面接は私たちが一方的に評価する場ではなく、皆さんがドットラインをより深く知る場でもあります。一緒に対話をしながら理解を深め、「ここで働いてみたい」と思えるかどうかを見つけていく、そんな時間になれば嬉しいです。
そのうえで、「一緒に働きたいな」と感じるのは、やっぱり“素直で良い人”ですね。ドットラインは「地域の『困った』を『ありがとう』に変える。®」というミッションを掲げており、その実現には思いやりの気持ちが欠かせません。
福祉系の学部を出ているかどうかや資格の有無よりも、人と誠実に向き合い、信頼関係を築けるかどうか。そういった姿勢が、ドットラインで活躍できる方の共通点だと思っています。
– 就活中の学生さんに向けてメッセージをお願いします!
最近は多くの企業で新卒の早期離職が増えていて、中には退職代行を使うケースもあると聞きます。そうした背景には、やっぱり会社と新入社員との間に信頼関係が築けていないことがあるのではないかと考えています。
本来であれば、不安なことや悩んでいることがあったら、誰かに相談できる環境があってほしい。けれど、それがないと、「誰にも言えないまま退職するしかない」という選択になってしまうのだと思います。もちろん、転職すること自体が悪いわけではありません。ただ、相談しづらい雰囲気の中では、実は今の職場でも叶えられたかもしれない希望や可能性を、自分から手放してしまうことにもつながりかねません。
だからこそドットラインでは、選考の段階から入社後まで、人事部を中心に一人ひとりに丁寧に寄り添い、サポートやフォローを大切にしています。そうした関わりの積み重ねが、ミスマッチのない就職や、安心して長く働ける環境づくりにつながっていると考えています。
その第一歩が「面接」です。面接官も、「あなたと信頼関係を築きたい」という気持ちでお会いしていますので、気負わずリラックスしてご参加ください!