ゼロからでも大丈夫!資格取得支援制度で安心の介護士デビュー

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介護の仕事に興味はあるけれど、「資格も経験もない自分にできるのかな」「大変そうなイメージがあるけど大丈夫かな」と不安に思う方も多いはず。今回お話を伺った柿木さんと松岡さんも、まったくの未経験・無資格からのスタートでした。二人は資格取得支援制度を活用して「介護職員初任者研修」を受講し、働きながら少しずつスキルを身につけて成長しています。そんな二人に、未経験から始める介護士のリアルを聞いてみました。

決め手は資格取得支援制度。未経験から始めて、働きながら資格も取れる。

– これまでのキャリアについて教えてください。

(柿木さん)前職は施工管理の仕事をしていました。その前は成田空港で働いたり、工場や塗装業を経験したりと、幅広くいろいろな仕事に挑戦してきました。

(松岡さん)僕は接客や営業を中心にキャリアを積んできました。何度か転職をしましたが、一貫して大事にしてきたのは「人と関わる仕事であること」です。

– 介護職に興味を持ったきっかけは?

(柿木さん)前職の同僚に勧められたのがきっかけです。施工管理は外仕事が多く体力勝負なうえ、業界柄女性が少ないため、自分のモデルとなる先輩が身近におらず、将来のビジョンを描きにくい不安がありました。そんな中で「介護士なら将来的にも腰を据えて長く働けるのでは?」と背中を押され、挑戦を決めました。

また、介護職はAIに代替されにくく、この先もなくならない仕事であることも興味をもった理由の1つです。資格を取得することで安定して働くことができると思いました。

(松岡さん)祖父母が認知症や下肢静脈瘤(※)になったとき、「もっと医療や介護の知識があれば力になれたのに」と感じたのがきっかけです。前職で成果を出して、ちょうど一区切りついたタイミングだったので、かねてより興味があった介護士に挑戦することを決めました。

※下肢静脈瘤…脚の静脈の逆流防止弁が壊れることで血液が逆流し、静脈がこぶ状に膨らむ病気。むくみやだるさ、こむら返りの原因となり、進行すると皮膚障害を起こすこともある。

– 未経験で介護職を始めるにあたって不安はありませんでしたか?

(柿木さん)特に不安はなかったです。これまでいろいろな仕事を未経験から挑戦してきたので、「きっと介護士でも自分なりに力を発揮できるだろう」と思って挑戦しました。

(松岡さん)僕も不安はありませんでした。むしろ今までの仕事では数字を追うプレッシャーがあったので、それがなくなると考えると気が楽になりました(笑)。

– ドットラインに出会い、入社を決めた理由は?

(柿木さん)求人サイトで「介護職 未経験OK」と検索してドットラインを見つけました。決め手は資格取得支援制度です。ほかの求人では実務未経験OKでも、資格は必須なことが多かったんです。その点、ドットラインは、実務未経験、資格もなしでOK。そのうえ会社負担で資格が取れて、取得すれば給与も上がる点が、とても魅力的でした。

(松岡さん)僕も資格取得支援制度が決め手です。看護師をしている母から「資格取得サポートがある職場がいいよ」とアドバイスを受けたんです。また、介護士は給与が低いというイメージを持っていたのですが、ドットラインは違いました。自宅からも通いやすく、自分の求めていた条件にマッチしたため、入社を決めました。

介護の仕事って楽しい!働くなかで見つけたやりがいと成長

– 実際に働いてみて、どのように感じましたか?

(柿木さん)楽しいです!

– 即答ですね(笑)どんなところが楽しいですか?

(柿木さん)利用者様とお話しする時間が楽しいです。「ありがとう」と言っていただけると嬉しくて、やりがいを感じます。それに、日々新しい知識が身についていくのも面白いです。看護師さんから介助の方法や疾患について教えていただけるので、介護はもちろん、医療の知識まで学べています。

– 松岡さんはどうですか?

(松岡さん)僕も楽しいです。

例えば「いただきます」や「ごちそうさま」の動作をすると一緒に真似してくれる方がいたり、模様替えが大好きな方がいたりと、利用者様それぞれに個性があって、コミュニケーションをとるのがすごく面白いんです。

また、入社して間もない時期にいらっしゃった利用者様の奥様が、僕の仕事をとても応援してくれていたんです。あるとき「なんでこの仕事を始めたの?」と聞かれ、祖父の認知症のことを話したら、「身近にそういう経験がある人が家族を支えてくれるのは嬉しい」と言ってくれて。それ以来、会うたびに熱い励ましの言葉をかけていただきました。

看護師さんにサポートしてもらいながらおむつ替えをしていたときには、「夫の体を支えることすら私にはできない。入社したばかりでも十分頼りになるし、立派だよ」と。今はご退去されて会うことはありませんが、こうした言葉はいまでも心の支えになっています。

– 仕事の大変さについて教えてください。

(柿木さん)正直、あまり大変だと感じることはありません。この仕事を始めてからSNSで介護士についての投稿を見かける機会が増えたのですが、よく愚痴として出てくる「人間関係が悪い」とか「サービス残業が多い」とか、そういうのはドットラインには全くありません。

(松岡さん)僕も特に大変だと思うことはありません。ただ、利用者様の命を預かる仕事なので、「しっかりやらなければ」という責任感は常に持って取り組んでいます。

– 働く環境はどうですか?

(柿木さん)ナーシングホームは他の介護施設と比べて看護師さんの数が多く、医療依存度の高い利用者様にも対応しやすいので、忙しすぎずに落ち着いてケアできるのが特徴だと思います。

それに、一緒に働く方々が良い人ばかりなんです。働く前は「看護師さんは厳しい方が多い」というイメージを持っていたのですが、ここでは全くそんなことはなく、みんな穏やかで優しいです。話しかけても嫌な顔をされるどころか、すごく丁寧に接してくれます。

入浴介助のときなども「ありがとう」と言ってもらえることが多く、「いや、お礼を言われるようなことはしていません!むしろ『ありがとう』と言ってくれてありがとうございます!」と思うくらい(笑)。自分では特別なことをしていないつもりでも、感謝してもらえるのは嬉しいですね。

(松岡さん)困ったときには看護師さんにすぐ相談できますし、互いに協力してフォローし合える雰囲気があります。個人プレーではなく、チーム全体で利用者様を支えているので、一人で抱え込まずに安心して働ける職場だと思います。

– 成長を感じたことを教えてください。

(松岡さん)最初は看護師さんや先輩方からの指示を待って行動することが多かったのですが、今は自分で状況をみて行動できるようになったように感じます。

(柿木さん)私も同じです。次にやることを考えて、先読みしての行動が自然とできるようになりました。

– もう少し詳しく教えてもらえますか。

(柿木さん)例えば、入浴時は利用者様それぞれの持ち込み品を使うので、一人ひとり準備が必要なんですが、事前に段取りをしておくと、その後の介助がスムーズにできます。

それと、松岡さんが入浴介助に入っている間に私は部屋の掃除を済ませておく、といった分担も自然にできるようになりました。前より効率よく、周りを見ながら動けるようになった気がします。

(松岡さん)周りが見えるようになってきたからこそ、自然と助け合えているよね。

残業&ノルマなし。転職して手に入れた新しい働き方

– 転職によって改善されたことは?

(柿木さん)残業がなくなりました。決まったシフト通りに出勤も退勤もできているので、生活リズムも整って、しっかり眠れるようになりました。

(松岡さん)数字を追わなくてよくなったのが大きいです。前職ではお客様にとって必要のない商品でも、売り上げのために販売しなければならず、心苦しいこともありました。今はそうしたプレッシャーがなくなり、とても楽になりました。

– 今後の目標を教えてください。

(柿木さん)入社後に資格取得支援制度を活用して初任者研修を取得したので、次は実務者研修の取得を目指しています。資格があればキャリアの幅も広がりますし、看護師さんや周囲の人にも「資格を持っているんだ」と安心してもらえると思います。将来的には介護福祉士も目指したいですね。

(松岡さん)僕は来月、実務者研修を受講することが決まっています。それに向けて、自分の考えを文章にまとめる力をさらに高めたいと思っています。と、いうのも頭の中ではやるべき行動を理解できていても、それをうまく言葉にするのが苦手で…。実際に初任者研修を受講した際に先生からも「理解はできているのに、文字に落とし込めていない」と指摘を受けたことがありました。

その経験から、自分には「考えを正しく言語化する力」がまだ足りないと痛感しました。だからこそ実務者研修では、アセスメント(※)を作成する際にしっかりと言葉で表現できることを目標にしています。会社からいただいた学ぶ機会を大切に活かし、将来後輩が入ってきたときには頼りにされる先輩へと成長していきたいと考えています。

※アセスメント…利用者様の心身の状態や生活状況を把握し、課題や必要な支援を整理・分析すること。介護計画(ケアプラン)を立てる際の基盤となる。

– 最後に、介護職に興味がある人へのメッセージをお願いします!

(松岡さん)「なんで介護をやりたいのか」を自分の言葉で伝えられれば、未経験でも全く問題ないと思います!内容は「資格を取って手に職をつけたい」でも「家族の役に立ちたい」でも大丈夫。まずは、自分がやりたいことのイメージをもって一歩踏み出してみてほしいです。

(柿木さん)私はとにかく「やってみないとわからない!」とも思っています。世間的には介護=大変というイメージがあるかもしれませんが、実際に働いてみると全く違って、毎日楽しく学びがあります。特にナーシングホームは看護師さんが多く、医療的な知識も得られるので、未経験の方にもおすすめです。

最初は少し大変に感じることもあると思いますが、隣で助けてくれる先輩方がいるので、まずは思い切って踏み込んでみてほしいです。

(松岡さん)利用者さんの数が多すぎないので、一人ひとりにしっかり向き合えるのも魅力です。落ち着いた環境で、質の高い介護を経験できますよ。

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