「どうすればもっと良くなる?」目の前の利用者に集中できる職場環境の魅力

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発達の遅れや障がいをもった児童のサポートをおこなう「かがやきのまち」で働く田村さん。母がドットライングループで働く姿を見て「自分も働いてみたい」と、未経験からの挑戦でした。

 専門的知識や経験が求められる職場で、未経験の新人が先輩を頼るのは気が引けるもの。なのに「相談しやすい雰囲気がある」と笑顔で話す田村さんは、職場でどんな働き方をしているのでしょう。働き始めてから職場に慣れるまでのお話を伺いました。

児童発達支援・放課後デイ かがやきのまち 児童指導員 田村美樹

ドットラインで働く母の背中を見て、未経験で障がい福祉の現場に興味をもち、児童発達支援・放課後デイ かがやきのまちに転職。

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働く母の背中と経営スローガンに魅せられて

− ドットラインに入社した経緯を聞かせてください

もともとは契約社員としてメーカーで四年ほど勤務していました。その契約が明けて次の仕事を探していたときに、かがやきのまちの募集を見つけました。きっかけは、私の母がドットライングループのみらいのまち保育園で園長をしていたことでした。母はみらいのまち保育園で働き始めてから笑顔がすごく増えたんです。近くで楽しそうに働く母を見て、ドットライングループが気になっていました。

また、ドットラインのホームページにあった『地域の「困った」を「ありがとう」に変える』という想いにも強く惹かれました。障がい福祉の仕事は未経験だったのですが、自分も働いてみたいと思いました。

ー   未経験で障がい福祉の仕事に携わることに、不安はありませんでしたか?

不安でいっぱいでした。しかし、もともと赤ちゃんや子どもが大好きだったので、昔から子どもと関わる仕事に憧れがありました。新卒で就職活動をしていたときも、世のお母さんの力になれる仕事がしたいと思っていたくらいです。

ただ就職活動は思うようにいかず、その時は一般の営業職に就くことになりました。転職のタイミングでドットライングループを知り、「もう一度、子どもと関わる仕事に挑戦できるかもしれない」とワクワクしました。

現場に飛び込む不安と、それを乗り越えた先にある温かさ

− 実際に応募してみていかがでしたか?

面接の時も不安は感じていましたが、お話しする中でその気持ちは次第に消えていきました。面接官の方が親身になって私の想いを聞いてくれたのと、実際にかがやきのまちで働く職員の方とお話しする機会をいただけたのが大きかったです。

「福祉の経験がなくても大丈夫ですか? 」という私の質問に、「わからないことがあったらなんでも聞いて」と言ってもらえたので、とても頼もしく感じました。

 職場も見学させていただいたのですが、和気あいあいとした雰囲気にとても安心したことを覚えています。始める前から不安に思っていても何にもならないし、とにかくやってみようと思えました。

–  働き始めてからの印象はいかがでしたか?

子どもたちと関わることができ、すごく楽しいです。しかし、同時に難しさも感じていました。

まず、ひとりひとりとコミュニケーションをとりながら仲良くなることが最初のハードルでした。初めはあいさつをしても、子どもたちから反応がないこともありました。自分なりに先輩との違いを探して、見よう見まねで工夫してみるのですがうまくいきませんでした。

だから、年齢の近い先輩が多くて相談しやすかったことは大きな安心材料でした。わからないことがあるたびに、先輩に相談しながら乗り越えていきました。

他者を理解することは難しい、だからこそ目の前の人に集中することが大切

− 未経験だからこそ感じた難しさはありますか?

子どもの障がいや症状に関する知識の差は感じていました。インターネットで事前に調べただけでは、どうアプローチしたらいいのかわからないことが多かったです。なので、障がいに関する知識を理解するよりも目の前の子どもを理解することを徹底しました。

同じ障がいでも、ひとりひとり性格も感じ方も違います。目の前の子どものことを先輩に聞いて理解することが大事だと学びました。自分で試してうまくいかないときは、他のアプローチがないか、自分が気付けていないことがないか、早めに先輩に相談していました。

− その中で、何か収穫や手応えはありましたか?

やっぱり自分が関わることで子どもの成長が見えるのは嬉しいですね。鉛筆がうまく持てるようになるとか、癇癪を起こさずに自分の気持ちを説明できるようになるとか、目に見える変化があると「関わってよかった」と思えます。

 子どもが苦手なことに挑戦する場面もたくさんあります。ある子はなぞり絵が苦手だったので、「どうしたら描けるようになるだろう?」と一緒に考えました。その子を知っていくとアニメが好きなことがわかったので、あるキャラクターのなぞり絵を用意しました。すると、苦手なのにがんばって描けるようになりました。

 そのことを親御さんに報告すると、「うちの子、そんなこともできるようになったんですね 」と喜んでもらえました。この仕事は、子供によって性格が違うので答えがありません。だからこそ感謝の言葉をいただけた時は本当に嬉しいです。

 最初はとにかく子どもたちとのコミュニケーションに悩みましたが、関わりが増えていくと少しずつ子どものことが見えてきます。それに、子どもも私が言ったことを覚えてくれていたり、私が考えたプログラムで成長を見せてくれたりします。そういう瞬間には、「挑戦してよかった」と思えますね。

 − 子どもと関わること以外の仕事はいかがですか?

子どもたちが帰ったあとは、毎日その日の振り返りをしています。そして、反省点や改善点を踏まえて次のプログラムを考えます。その時間に限らず日頃から子どもたちのことを話す時間が多いので、基本的に子どもたちのことに集中できる環境が整っていると感じます。

ドットライングループの方針は「現場の人は現場に集中できるように」なので、子どものことに集中させてもらえる環境はありがたいですね。もし何か困ったことがあっても、すぐ相談できて一緒に考えてもらえるので、しっかり乗り越えようと思えます。

「ちょっと相談してもいいですか」と声をかけると、その場のみんなが振り返ってくれるような雰囲気もあります。なので、子どもと関わる時も、そのための準備をしている時も、やりがいを感じられています。

まわりの人や環境を頼れることで、未経験でも挑戦できる

− 自分自身についても、成長を感じることはありますか?

子供が成長していく過程で、自分も学びながら成長を感じることはたくさんあります。

例えば、自分の気持ちを言葉で表現するのが苦手な子と関わると、子どもの気持ちをくみ取ったり想いを代弁したりする力が磨かれます。

慣れないうちは、「それはやっちゃダメ」とか「どうしてそんなことするの」とか、厳しくなってしまうこともありました。でも関わり続けることで、少しずつ気持ちに寄り添えるようになってきたと思います。まだ十分とは言えないので、もっと深く寄り添えるようになりたいです。

– これからの展望を聞かせてください

現在は職場がかわり、後輩が増えました。後輩の困りごとの相談を受けることも多々あります。先輩から教わったことを実践しながら、自分も後輩にそれを伝えています。相談やフィードバックの好循環ができているなと感じます。 

私自身、未経験で障がい福祉の仕事を始めた時はとても不安でした。同じような気持ちを持つ後輩がいたら、昔自分が先輩たちにしてもらったように寄り添いたいです。

かがやきのまちは相談しやすく、子どものことに集中できる環境があります。自分で考えていろんなアプローチを試していけば、子どもの成長につながります。二年目になって慣れてきたことも多いので、これからも受け身にならず積極的に子どもたちのために働きかけていきたいです。

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