自分探しの旅から、誰かの人生を支えるヒーローへ。

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日本全国を旅しながら多様な経験を積み、その後看護師へ転身した宮内さん。異色ともいえるキャリアの中で培った「まず挑戦してみる姿勢」は、現在のケアやチームづくりにもつながっています。現在は、約200名のご利用者様を支える「ドットホーム 本千葉(ナーシングホーム)」の管理者として活躍しています。今回は、宮内さんのキャリアの歩みと、仕事に込める想いについてお話を伺いました。

男2人で「自分探しの旅」へ出た

– これまでのご経験について教えてください。

高校卒業後、大学には合格しましたが、「人生、このままでいいのだろうか」と考えるようになり、友人2人と日本全国を巡る旅に出ました。

– 大学には進学されなかったんですね。

はい。両親には「落ちちゃった」と伝えて、進学は辞退しました(笑)当時は映像関連の会社に籍を置いていたものの、会社の経営状況が厳しく、私まで仕事が回ってこない状態でした。給料も発生しておらず、実質的には「所属だけある」というような状況だったので、全国を旅しながら、その土地で出会った方々に仕事をいただいて生活していました。

テレビ局の裏方や劇場での舞台の大道具、結婚式場、農場での仕事など、本当にさまざまな経験をしました。実は、昔の映画にはエキストラとして出演している作品も何本かあるんですよ。ほとんど映っていませんが(笑)

– 旅先では、どのように仕事を見つけていたのですか?

基本は、田舎の民家へ直接伺って「仕事をさせてください」とお願いするスタイルでした(笑)もちろん断られることも多かったですが、この経験のおかげで、初めての環境や、自分の専門外の仕事に飛び込むことへの抵抗はなくなりましたね。

– かなりユニークな経験ですね。

そうですね(笑)その後、ご縁があり、小児病棟で看護助手として働く機会をいただきました。

障がいのあるお子様やご家族と関わる中で、少しずつ信頼関係が生まれていきました。しかし、看護資格がないことで、自分がしてあげたいケアを提供できない場面も少なくありませんでした。そんなある日、子どもたちから「宮内さん、看護師になってよ!」と言われたんです。その言葉がずっと心に残り、「自分も看護師を目指そう」と決意しました。それが、人生の大きな転機になりました。

「退院後」まで支えたい。その想いがドットホームへ導いた

– 旅を終え、看護師としてスタートされてからのキャリアを教えてください。

看護学校を卒業後は、急性期病院を経て、回復期リハビリテーション病院で約10年間勤務しました。副主任として現場をまとめる役割も経験しています。ただ、病院での患者様たちの関わりは数日から1週間程度と短いことが多く、「退院した患者さんは自宅でどんな生活を送っているんだろう?」「その後の回復経過はどうなるんだろう?」という疑問と関心がずっとあったんです。

「退院後の生活まで支えたい。」
その想いが強くなり、次のキャリアとしてナーシングホームの世界へ飛び込むことを決めました。最初は、「ナーシングホームってどんな場所なんだろう」という興味からのスタートでした。しかし実際に働いてみると、病院と自宅をつなぐ存在として、一人ひとりの暮らしに深く関われる仕事であることを知り、その魅力にどんどん引き込まれていきました。

– ちなみに、ドットラインへの入社の決め手はなんだったのですか?

一番印象に残っているのは、面接で初めて本社を訪れたときのことです。「こんなきれいなオフィスで面接をするんだ!」と率直に驚きました(笑)それと同時に、急速に事業を拡大し、新しいことへ次々と挑戦している会社の勢いも強く感じました。「この成長の真ん中で、自分も挑戦してみたい」。そう思えたことが、入社を決めた一番の理由です。

実際、入社後は数か月でチームリーダーを任せていただき、その後フィールドマネージャーへとキャリアアップしました。正直、業務を十分に身につける前に次の役割を任せていただく場面もあり、自分の未熟さを痛感することもあります。それでも、一つひとつ経験を積み重ねながら挑戦を続けられているのは、会社や上司が期待をかけてくれているからだと感じています。

「この人らしい人生」を支えられる場所


どのようなところにやりがいを感じていますか?

ナーシングホームでは、看護業務だけが仕事ではありません。施設運営やイベントの企画、お掃除や食事の準備など、利用者様の暮らしに必要なことであれば、職種の枠を越えて関わることができます。「看護師だからここまで」と線を引くのではなく、必要とされることには何でも挑戦できる。この環境が、私にとってはとても面白いですね。

それ以上にやりがいを感じるのは、ご利用者様一人ひとりの「その人らしい暮らし」を実現するために、自分たちで考え、行動できることです。

具体的に印象に残っている出来事はありますか?

忘れられないのは、終末期を迎えたご利用者様との出来事です。その方は、「最後に一本だけタバコが吸いたい」と希望されました。もちろん安全面への配慮は必要ですが、「どうしたらその願いを叶えられるだろう」とチームで考え、サポートを行いました。

また、ほとんど食事が取れない状態だった方でも、食事形態を工夫し、主治医とも連携することで、「最後にもう一度食べたい」という想いを叶えることができたケースもあります。

病院では治療が中心になりますが、ナーシングホームでは、その人が最期まで「その人らしく生きること」を支えられる。それが、この仕事ならではの魅力だと思っています。そして何より、「利用者様のために、こうしたい」と提案したことに対して、会社やチームが「やってみよう」と背中を押してくれる風土があります。現場の声を受け止め、挑戦を応援してくれる環境だからこそ、より良いケアを追求できるのだと感じています。

他にも印象に残っているエピソードはありますか?

身元や住所が分からず、必要な介護サービスを受けられずに困っていたご利用者様 を支援したことです。まずは住所登録を行う必要がありましたが、手掛かりはほとんどありませんでした。そこで、関係機関や遠方に住むご親族へ連絡を取るだけでなく、山梨県の温泉街にある協会へも電話やFAXで確認を重ね、本籍地を突き止めたんです。周囲からは「宮内探偵」と呼ばれていました(笑)

無事に住所登録ができたことで、介護保険の申請や必要な介護サービスの利用につながり、安心して生活できる環境を整えることができました。このように「その人が安心して暮らせる環境を整えること」も、私たちにできる大切な支援だと改めて実感した出来事でした。

仲間の成長が、自分自身の喜びになる


宮内さんにとってのヒーローとは?

私にとってのヒーローは、人生の楽しみ方を教えてくれた小林アトムさんです。そして、私自身は「周りの人を成長させられるヒーロー」になりたいと思っています。

ドットホーム本千葉には、最初から医療や介護を志していたわけではない新卒メンバーも多くいます。それでも、「ここで学びたい」「成長したい」という想いを持って日々挑戦し、大きく成長してくれています。以前、新卒で入社した介護スタッフが、移動スーパーの日に発生していた混雑へ着目し、番号札を活用した運用を提案してくれたことがありました。そのアイデアを取り入れたことで、ご利用者様はスムーズに買い物ができるようになり、現場もより円滑に運営できるようになりました。

「自分で課題を見つけ、改善策を考え、実際に形にする。」
そんな姿を見たとき、この仕事を通じて仲間が成長していることを実感し、本当に嬉しくなりました。

最後に、求職者や学生のみなさんへメッセージをお願いします!

私自身、最初から看護師になる未来が決まっていたわけではありません。全国を旅した経験や、そこで出会った人たちとのつながり、一見すると遠回りに思える経験も、今ではすべて現在の仕事につながっています。だからこそ、皆さんにも「この仕事に就くこと」だけをゴールにするのではなく、「ここで何を学びたいのか」「将来どんな自分になりたいのか」という想いを持って飛び込んできてほしいと思っています。

目標や目的意識があることで、日々の仕事から得られる学びや成長は大きく変わります。私たちは、挑戦する気持ちを大切にし、一人ひとりの成長を全力でサポートします。ぜひ、自分らしい可能性を広げながら、一緒に成長していきましょう。

ちなみに、私は面接の最初に、出身地や住んでいる場所などの雑談から入ることが多いです。少しでも緊張をほぐして、皆さんらしさを知りたいと思っているからです。面接ではぜひ、「私はこんな人です」という皆さん自身の言葉を聞かせてください。

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