就職活動中の学生にとって、面接官がどんな人なのかは気になるポイントの一つ。今回は、新卒でドットラインに入社し、現在は面接を担当している宮本さんに、学生時代や就活について、入社のきっかけ、そして、面接へ臨む想いを伺いました。同じ就活を経験した先輩だからこそ伝えられる想いを、ぜひ面接前にチェックしてみてください。

採用課 新卒企画チーム 宮本 歩
生年月日:2002/12/25
出身地:兵庫県神戸市
最終学歴:Xiamen University Malaysia(広告学士)/ 自分を成長させるためにマレーシアの大学へ行きました!
趣味:
●オーケストラ鑑賞:週末は都内のホールに演奏を聴きに行っています
●演奏(クラリネット):将来的に地元の吹奏楽団に入団したいと思っています
挫折から這い上がり、多様性を学んだ学生時代

– どんな学生時代を過ごしていたんですか?
小学生の頃は、今思えばとても好奇心旺盛なクソガキでした 。友達と遊んだり、ふざけたりすることが大好きで、毎日が楽しかったです。ただ、その一方で、私の地元にはヤンチャな人が多くて…、自分勝手な行動をする彼らが怖かったんです。
大きなトラブルがあったわけではなかったのですが、「中学生になったときに、地元の学校は安心して授業を受けられる場所だろうか」と不安を感じるようになりました。そこで、「環境を変えよう」と中学受験を決意したんです。
でも、ここで最初の挫折を経験しました。
受験を終えた安心感から燃え尽きてしまい、勉強へのモチベーションはだだ下がり。次第に授業についていけなくなり、クラスメイトや一部の先生から心ない言葉をかけられることが増えていきました。自分に自信を持てなくなり、強い劣等感を抱えるようになった結果、中学3年生の夏に自主退学を決断しました。
– 大きな決断ですね。
その後は通信制高校へ進学し、自分のペースを少しずつ取り戻していきましたが、 ここでも様々なギャップに苦しんで、高校1・2年生の頃はアルバイト中心の生活を送る日々になっていました。
そんな私にとって、大きな転機となったのが、先生に紹介していただいた神戸大学のESDボランティアでした。ハンセン病療養所である邑久光明園でのワークキャンプに参加し、多様な価値観を持つ人たちとの出会いを通して、自分とは異なる考え方を受け入れることや、対話を重ねることの大切さを学びました。
現地では施設の清掃活動や持続可能な島づくりプロジェクトに参加したほか、入所者の方々から直接お話を伺う機会もありました。当事者や専門家の方々と「人はどう生きるべきか」「社会はどうあるべきか」を考え、参加者同士でこのボランティア活動の意味を、年齢関係や立場などなく語り合いました。
こうした活動を経験する中で、「もう一度、ちゃんと学びたい」という気持ちが自然と湧いてきました。高校3年生になる頃には、もう一度勉強にスイッチが入り、本気で受験に向き合うようになりました。
逃げ道のない環境が、
積極性も謙虚さもユーモアも教えてくれた
– どうして海外の大学へ行こうと思ったのですか?
もともとの第一志望は、ボランティア活動で大きな影響を受けた神戸大学でした。一方で、当時の私は完璧主義な性格で、親の期待にも応えたいという思いから、「エリート」と呼ばれるような仕事に就きたい。そして、そのためには「少しでも偏差値の高い大学へ進学しなければ」という考えにも縛られていました。
そんな価値観が変わったのは、ある国際系大学のオープンキャンパスに参加したときです。
日本で学ぶために必死に努力している留学生の姿を見て、「自分は恵まれた環境に甘えていたのではないか」と考えるようになりました。もっと厳しい環境に身を置き、自分自身を成長させたい。そう思い、日本人の在籍実績がほとんどない、マレーシアの大学へ進学することを決意しました。
– 4年間のマレーシア生活はどうでしたか?
最初はめちゃくちゃ苦労しました。
英語でのコミュニケーション、人間関係、そして一年中続く蒸し暑い気候。文化も価値観もまったく違う環境の中で、何度も壁にぶつかりました。それでも「留学生活を楽しんで、大きく成長したい」と、自分から行動するしかありませんでした。もともとは消極的な性格でしたが、意識して一歩踏み出すことを繰り返すうちに、少しずつ「積極的に行動できる自分」に変わっていきました。
その経験を通して、「過程は全力で、結果は前向きに受け止める」という考え方をはじめ、コミュニケーション力、多角的思考力、リーダーシップ、ユーモアなど、多くのことを身につけることができたと思います。精神的にも以前よりずっと打たれ強くなりました。
これまでは、弱い部分を隠そうとどこか無理をして明るく振る舞っている自分がいました。でも、海外で生活する中で、肩の力が抜け、ありのままの自分を受け入れられるようになった感覚があります。
もちろん、「学ぶために来た」という目的を見失うことはありませんでした。奨学金を受けながら学業でも優秀な成績を維持し続け、「2024 China International College Students’ Innovation Competition(※) 」で銅賞を受賞することもできました。
マレーシアでの4年間は、自分の価値観や人生そのものを大きく変えてくれた時間だったと感じています。
(※)世界最大規模の学生イノベーションコンペティション
「生きづらい人を減らしたい」。原体験とリンクした就職活動

– 就職活動はどのような軸で行ったんですか?
まず、心のどこかにずっとあったのが、「普通になりたい」「普通に過ごしたい」という想いでした。
でも、「そもそも、世の中の『普通』って何だろう?」とも。
自分自身の性格や、学生時代に苦労した経験を振り返る過程で、「生きづらさ」を感じながら生きている人は決して少なくないことに気づきました。そして、そういった人たちに寄り添える仕事に興味を持ち始め、特に、児童や発達支援の分野に強く惹かれるようになりました。
– 宮本さんの 「普通」はどのような答えに?
私なりにたどり着いた答えは「自分も、周りの人も笑顔でいられること」でした。
だからこそ、「生きづらさを感じている人を一人でも減らしたい」「日本が抱える社会課題の解決に貢献したい」、そして「自分自身も成長し続けたい」。この3つが就職活動の軸になりました。
– ドットラインとの出会いは?
就職活動を進める中で、 自身の信念と合致しない会社ではなく、より自分の想いを本当に実現できる会社を探すようになりました。 そんなときに届いたのが、ドットラインからの逆オファーでした。
説明会で知ったのは、幅広い事業を通じて、地域の「困った」を「ありがとう」に変えている会社であること。そして、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)に込められた想いでした。「ここなら、日本の社会課題に真正面から向き合える」。そう感じたことを今でも覚えています。
さらに、会社の成長スピードや事業の将来性にも魅力を感じ、「この会社なら、自分自身も20年先までずっと成長し続けられる」と確信しました。
– ドットラインを選んだ決め手は何だったのでしょうか?
入社の決め手となったのは、面接での丁寧な対話でした。
面接を担当してくださった櫻井さんや磯崎さんのお人柄、そして「出会った面接官の皆さんが、私の可能性をしっかりと見てくれている」そう感じられたことが、入社を決意する大きな後押しになりました。面接を重ねるたびに、ドットラインという会社がどんどん好きになっていきました。
そして、もう一つ、大きな出会いがありました。
会社について調べていたとき、事業企画部・八嶋さんのインタビュー記事を見つけたんです。最初は、「東大卒という経歴なら、さまざまな選択肢があったはず。その中で、なぜドットラインを選んだんだろう」という純粋な興味でした。
ところが記事を読み進めるうちに、その考えは変わりました。
あえてドットラインを選び、社長の近くで事業企画に携わりながら、「自分の利益ではなく、人のため、日本の社会のために働く」という信念を貫いている姿に強く惹かれたんです。
こんな人になりたい。こんな風に、成長していきたい。
– まさに…
私にとってのヒーローとの出会いでした。
マネジメントコースとして入社し、「いち早く成果を出し、将来は事業企画や経営に携わりたい」という目標は、八嶋さんの存在があったからこそ生まれました。そして、採用課で日頃からご指導いただいているFM(フィールドマネージャー)の手塚さんを含め、この二人は、いつか追いつき、追い越したいと思える目標になっています。
人に恵まれ、毎日ワクワクする日々

– ドットラインでの日々はいかがですか?
入社してまず感じたのは、「仕事がしやすい会社だな」ということです。ドットラインでは、ルールや言葉の定義が明確になっているので、「何をすればいいのか」「どう考えればいいのか」が分かりやすく、安心して仕事に取り組めています。
そして何より実感しているのは、「本当に人に恵まれている」ということです。分からないことがあれば、どなたに聞いても丁寧に教えてくださいますし、新卒の私にも親身に向き合ってくださる方ばかりです。もちろん大変なこともありますが、それ以上に毎日新しい学びがあり、ワクワクしながら仕事に向き合えています。
– 事業体験を通じて、どんなことを学びましたか?
事業体験研修が開始する前日に、手塚さんから「宮本さん、採用課配属ね」と声をかけていただいたんです。その言葉をきっかけに「採用担当として、今の自分にできることは何だろう」と考えました。そこで、ただ研修を受けるだけではなく、自分から現場の社員の皆さんにインタビューをしてみようと決めたんです。
もちろん誰かに指示されたわけではありません。
でも、採用担当になる以上、自分自身が現場を理解していなければ、学生の皆さんに本当の魅力は伝えられないと思いました。
実際に社員の皆さんへお話を伺うと、仕事のやりがいや、ご利用者様との関わり方、職場の雰囲気など、資料だけでは分からないリアルな魅力をたくさん知ることができました。採用担当として現場を知ることの大切さを実感できたことは、私にとって本当に大きな学びだったと思います。
器の大きい「ヒーロー」へ。飾らないあなたと向き合いたい

– 宮本さんが目指す「ヒーロー」について教えてください。
私が目指しているのは、いち早く結果を出し、会社やチームに貢献できる存在になることです。マネジメントコースとして入社した以上、将来的には事業企画や経営にも携わり、会社をさらに大きくしていきたいという目標があります。
そのためにも、仕事だけではなくプライベートも含めて、何事にも全力で向き合い続けたい。そして、周囲から自然と信頼される、器の大きなヒーローになれたらと思っています。
– ご自身の軸である「笑顔」は、今のお仕事で生み出せていると感じますか?
正直に言うと、まだまだです。
研修では、現場の社員の皆さんがご利用者様を自然と笑顔にしている姿を何度も目にしました。その姿を見て、「自分はまだ何もできていないな」と感じることもありました。
だからこそ、今の私にできることを一つずつ積み重ねていきたいと思っています。まずは、面接に来てくださる学生の皆さんが、「話してよかった」「少し安心できた」と思える時間をつくること。それが、今の私が目指す笑顔です。
– 最後に、就職活動中の学生の皆さんへメッセージをお願いします。
就職活動をしていると、「自分らしさって何だろう」「これでいいのかな」と悩むことも多いと思います。私自身も、学生時代はたくさん遠回りをしてきました。だからこそ、うまく話そうとしたり、自分を大きく見せたりする必要はないと思っています。
優しい人、繊細な人、向上心や行動力がある人。一人ひとりに違った魅力があり、それぞれが誰かにとって必要な存在です。面接では、そんな皆さん一人ひとりの想いや個性と、しっかり向き合いたいと思っています。
まだ入社して間もない私ですが、だからこそ皆さんと近い目線で、不安や悩みに寄り添えることもあると思っています。 今はまだ理想の面接官には遠いかもしれません。それでも、いつか「宮本さんに憧れたから、一緒に働きたい」と思っていただけるような面接官を目指して、日々成長していきたいです。
就職活動は、不安や緊張の連続だと思います。
だからこそ、どうか飾らない、ありのままの皆さんで会いに来てください。皆さんが自然と笑顔になれるような、ホッと寄り添える時間を作ってお待ちしています。
日本を良くし、幸せにしていくために、一緒に頑張りましょう。皆さんとお会いできる日を楽しみにしています!

