就活中に見えてきた、ほんとうに届けたい“幸せ”。スピード昇格の裏にあった、等身大の挑戦

People

 

新卒でドットラインに入社し、わずか半年で管理職に昇格。現在は「ドットワーク(就労継続支援B型)」の施設長として活躍している池内さんに、就職活動のエピソードや、成長の秘訣についてお話を伺いました。

ドットワーク(就労継続支援B型) 池内真子

法政大学 現代福祉学部 福祉コミュニティ学科卒業。2024年度新卒としてドットラインに入社。ドットワーク(就労継続支援B型)で支援員として勤務したのち、入社半年後の10月からは施設長として活躍中。

#新卒 #新卒採用 #ドットワーク(就労継続支援B型)

 

多様性と向き合う中で見つけた、“福祉で働く”という選択肢

– これまでの経歴を教えてください。

高校卒業後、法政大学の現代福祉学部福祉コミュニティ学科に進学しました。もともとは国際学部を第一志望としていたのですが、残念ながら叶わず、第二志望だった福祉系の学部に進みました。進路選びの軸となっていたのは、「偏見をなくしたい」という想いです。自分自身が無意識のうちにさまざまな固定観念にとらわれていると感じていたため、多文化や多様性について学び、視野を広げたいと考えていました。

– ドットラインに出会い、決めた理由は?

小学生の頃から飛行機が好きで、就活を始めた当初は航空業界を目指していました。大学3年生の12月には、複数の航空会社のサービスを体験してみたくて、羽田から大阪、大阪から熊本、そして熊本から羽田へと異なる航空会社の便を乗り継ぐ一日旅行を企画・実行したこともあります。

けれど、その日をきっかけに、「やはり自分は航空業界ではなく、福祉業界で働きたい」と思うようになりました。各社の接客や機内サービス、空港での対応などはどれも素晴らしかったものの、そこで提供されるのは目的地までの短い時間の中での“一時的な幸せ”であることに気づいたのです。一方で、私が本当にやりたいことは、もっと長く、もっと深く人の生活に関わり、“継続的な幸せ”を届けることではないかと感じ始めました。そうして、志望を航空業界から福祉業界へと変更することに決めました。

ドットラインに出会ったきっかけは、紹介会社からの紹介でした。「ドットラインでは、若いうちからマネジメントに関われる」と聞き、それに挑戦したいと思ったのが志望理由です。

私は大学時代、カンボジアの教育支援を行うサークルに所属し、チームリーダーとして現地で支援活動をしていました。その中で、チームをまとめることの難しさややりがい、そして面白さを実感し、「将来はマネジメントに挑戦したい」と考えるようになりました。早い段階でマネジメントに携われるドットラインの環境はそんな自分にぴったりだと感じ、入社することを決意しました。

「なぜ私が?」から始まった挑戦。周囲のサポートに支えられた成長の日々

– 昇格の経緯について教えてください。

入社後は、さまざまな事業所を回る研修を2か月ほど受け、その後6月からドットワーク(就労継続支援B型)に配属されました。そして、そのわずか2か月後の8月上旬に、昇格のお話をいただいたんです。

昇格の話を初めて聞いたときのことは、今でも鮮明に覚えています。次の新卒採用に関わる業務で、事業責任者と一緒に本社へ向かう車の中で、何気なく「10月にオープンする新しい事業所の施設長って、どなたがなるんですか?」と聞いたところ、「池内さんだよ」と返ってきて。「えっ、私ですか!?」と(笑)。まったく想定していなかったので、初めは「冗談かな?」と思いました。

「なぜ私が選ばれたのだろう?」と疑問に思い、理由を伺ったところ、「利用者さんや事業所、そして会社のことを真剣に考えて、一つひとつの業務に丁寧に取り組んでいる姿勢を見て推薦した」と言っていただけました。さらに、「新卒で入社して間もない時期から、そこまでの意識を持って行動できている人はなかなかいない」ともおっしゃっていただき、その言葉は今でも私の大きな励みになっています。

– 昇格後、どのような苦労がありましたか?

担当する業務の多くが初めてのことばかりで、本当にゼロからのスタートでした。最初の頃は、日々の業務を一つひとつ、上長に教えていただきながら覚えていく毎日でした。

大変ではありましたが、そんな中で心強かったのは、支援員としての経験が豊富なベテランクルーが事業所にいてくれたことです。私が支援業務に十分に目を配れない場面でも、現場が滞りなく進むように人員体制を整えていただきました。そのおかげで、管理業務に安心して専念することができました。

自分自身、未熟な面も多く不安もありましたが、社内外を問わずさまざまな方に助けていただきながら、少しずつ業務をこなせるようになってきました。

– 入社後、どのような成長を感じていますか?

この1年弱で、本当にさまざまな面で成長できたと感じています。

特に、管理職に昇格して半年が経った今は、「決断する力」がついてきたと実感しています。最初の頃は判断に迷うことが多く、何でも上長に相談していましたが、最近では「この情報はこの関係機関に共有すべきだな」や「誰に、どのように伝えるべきか」といった判断が自然とできるようになってきました。

さらに最近では、「人を育てる視点」も少しずつ持てるようになってきたと感じています。管理職を目指している部下に対して、どんな声をかければよいか、どんな仕事を任せれば成長につながるか、といったことを意識するようになりました。ドットラインは、成長意欲のある人にチャンスを与える会社です。その意欲をしっかり受け止め、育てていくことが、自分の役割のひとつだと感じています。

自分と真剣に向き合うこと。それが未来を切り拓く第一歩

– 今後の目標を教えてください。

次の目標は、複数拠点を管轄するフィールドマネージャー(FM)への昇格です。今後も新しい事業所が次々とオープンしていく予定なので、FMとしてのポジションも増えていくと思いますし、そこには自分にもチャンスがあると感じています。

とはいえ、まだ昇格して半年しか経っていないので、まずは今の事業所をしっかり整えていくことが最優先です。利用者さんをもっと増やし、職員の支援力も高めていきたい。やるべきことは山ほどあります(笑)。目の前の課題にひとつひとつ向き合い、乗り越えていく中で、自然とFMへの道が開けてくるのではないかと考えています。

– 学生に向けてメッセージをお願いします。

私自身、就職活動では本当にたくさん悩みましたし、思うようにいかないことも多かったです。小学生の頃から憧れていた航空業界から進路を変更することになり、決して順風満帆な道のりではありませんでした。

でも今振り返ってみると、それだけ自分と真剣に向き合った時間だったからこそ、後悔のない選択ができたのだと思います。そして、ドットラインに入社して1年たった今、「この結果で本当によかった」と心から思えています。

最終的にどの会社に入るかも大切ですが、それ以上に「自分とどれだけ真剣に向き合ったか」が、これからの人生を決める鍵になると思います。悩む時間も無駄ではありません。ぜひ、自分自身と丁寧に向き合いながら、全力で就職活動に取り組んでください。そして、その結果としてドットラインを選んでくださったならとても嬉しいです。

関連記事

おすすめ記事

TOP