コミュニケーションに自信がなくても大丈夫。ドットラインの訪問介護のリアル

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新卒でドットラインに入社し、訪問介護を行う「夢のまち」で働く植木さん。介護福祉士の資格は持っておらず、未経験からの挑戦でした。

 入社前は、自分にこの仕事ができるのか、利用者さんと積極的にコミュニケーションが取れるのか、不安だったといいます。未経験の人が訪問介護の現場に飛び込んだ時、どのような仕事が待っているのか……植木さんに実際の働き方を語っていただきました。

夢のまち訪問介護事業所 訪問介護員 植木舞

2021年新卒。新卒から未経験で訪問介護の現場に。

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未経験から介護の世界へ。今もこれからも必要とされる仕事がしたい。

- 植木さんは新卒でドットラインに入社されたと伺いました。もともと福祉の業界に興味があったのでしょうか?

 いえ、大学ではプログラミングを学んでいたので、全然別の業界でしたね。最初はプログラミングで将来の仕事を考えていました。ただお金を稼いでいくイメージが湧かず、私には難しいなと感じていました。

 理系就職以外の道を探し始めた時は、やりたいことを仕事にするイメージが湧きませんでした。とりあえずどこでも受けようという気持ちで、さまざまな業種の会社説明会に参加していました。

 ただ、就職活動を進める中で「人の役に立つ仕事がしたい」という想いは強く持っていました。誰かが困っていると力になりたくなるのが私の性格で、人に感謝されるとすごく嬉しくなります。将来働く時も、誰かに必要とされたり感謝されたりするような職場で働きたいと思っていました。

 

- さまざまな会社を見た中で、なぜドットラインを選んだのでしょうか?

 会社説明会で垣本社長がおっしゃっていた「この仕事は今も必要とされていて、これからもっと必要とされる仕事です」という言葉が強く印象に残ったからです。ここなら誰かに必要とされて、感謝される仕事ができるのではないかと思いました。

 また、説明会では実際の訪問介護の現場も見学させていただきました。介護スタッフが利用者さんから直接感謝されている場面を見て、「私もこうやって人の役に立ちたい」と強く思ったのを覚えています。

 説明会や事業所見学の時の社員さんの雰囲気も和やかだったので、ここで働いてみたい気持ちが高まりました。

- 実際に応募してみていかがでしたか?

 面接はもちろん緊張しました。ですが、ありのままの自分で話すことができたと感じています。これは面接官の方が明るい雰囲気を作ってくださったからだと思います。私の緊張をほぐすために、雑談や笑いを交えて面接を進めてくださったのが印象的でした。

私はとても緊張しやすい性格です。他の会社の面接では頭が真っ白になってしまうことも少なくありませんでした。しかしドットラインでは、自分の想いや話したいことをそのまま話すことができました。ホームページに書かれていた「ネコをかぶらない面接」は本当で、ほどよい緊張感で面接に臨むことができました。

 

自信がないところから一人で仕事を担当できるようになるまで、手順を踏んで着実にステップアップ

- 未経験で訪問介護の仕事をすることに不安はありませんでしたか?

 正直不安だらけでした。介護について何も知らない自分に務まるのだろうかと思っていました。業務については、面接で「未経験から始める人も多い」という話を伺っていたので、一つ一つ学びながら経験を積めば大丈夫かなと思いました。

 ただ、人見知りでコミュニケ―ションに苦手意識も持っていたので、実は一番の不安は利用者さんと関わることそのものでした。訪問介護は利用者さんのお家にお邪魔して一対一でお世話をする仕事です。特に信頼関係を築くまでが苦労するのでは、という不安を感じていました。

- 実際に入社して、どのように不安を解消していったのでしょう? 具体的な流れなど教えていただけますか?

 まず業務に関しては、きちんとステップアップしていけるように、指導の手順が組まれていました。手順に沿って取り組めば大丈夫だと思える内容になっていました。それに、未経験から入社した人もたくさんいたので、安心してゼロから学ぶことができました。

 具体的な流れとしては、まず全体研修で訪問介護の基礎的な知識を学びました。「着替えやお風呂など、直接体に触れるのが身体介助」「掃除や洗濯、料理といった身の回りのお世話をするのが生活援助」といったように、未経験でもわかる内容になっていたのがよかったですね。

 基礎知識を学ぶと、次は介護士の先輩に同行して直接指導を受けました。ただやり方を知るだけではなく、「なぜその方法で行うのか」「そうしないとどこが困るのか」といった理由にも重点が置かれていました。研修はどれも説明がていねいで、「未経験でも大丈夫」という意味がよくわかりました。

 先輩のもとで学んだ後は、いよいよ一人で利用者さんを担当するようになります。この時も、はじめは介護度合いの低い利用者さんの介助や、身の回りのお世話からだったので、段階的に経験を積むことができました。少しずつ要点をつかみ、今では一日あたり五、六人の利用者さんを一人で担当しています。

苦手なことは、先輩を見て学べば大丈夫。ネコをかぶらなくていいから心地よく働ける。

- 不安だったコミュニケーションはいかがでしたか?

入社してすぐの頃はやはり慣れなかったですね。緊張して堅い雰囲気になってしまい、利用者さんとの間に気まずい空気が流れることもありました。先輩がどうやって話しやすい雰囲気を作っているのか、最初は見て学ぶことに必死でした。

 自分で担当するようになるまでに、二つのことを意識するようになりました。一つは、よく笑うように心がけ、なるべくこちらから話しかけるようにすること。もう一つは、相手に質問するばかりではなく、自分の話もすること。笑顔で「今日はこんなことがありました」と自分の話をすると、利用者さんも身の上話をしてくれることがよくありました。

 今もコミュニケーションが得意とまではいえませんが、訪問を重ねたことで不安は少しずつ解消できました。たとえうまくいかない日があっても、心を尽くせば利用者さんとの仲は深まっていくと実感できています。会話が弾んでいろんなお話を伺えた日は、すごく充実した気分になります。

 

- 職員同士のコミュニケーションの方はいかがですか?

 訪問介護の仕事は、一日の多くの時間を利用者さんのお家で過ごします。他の業界ほど同僚と関わる機会は多くないので、その分悩むことも少ないかもしれません。無理してみんなと仲良くしないといけないような雰囲気もなく、ありのままの自分で働ける感覚がとても心地よいです。

 それに、いざという時はすぐ相談できる体制も整っています。介護する中でわからないことがあった時は、先輩や管理部の方に電話で気兼ねなく聞くことができました。一人で完璧にこなさなければならないようなプレッシャーもなく、安心して働けています。

- ここまでステップアップしてきた上で、この先への展望はありますか?

 まずはもっと技術を身につけて、より良い訪問介護サービスを届けていきたいです。入社して四年になりますが、知識も技術もまだまだ足りないと感じる場面が多いです。

 介護は、場面や人によって細かい知識が求められます。麻痺の患者さんを例に挙げると、袖を通す順番、体の動かし方、麻痺の度合いなど、一人ひとりの状態によって対応が異なります。マニュアルで決まっている介助の手順だけでなく、利用者さんに合わせた細かな配慮も身につけていきたいです。

 以前は利用者さんから専門外のことを聞かれると、「わからないので看護師さんに聞いてください」と答えていました。しかし先輩は似たような場面で的確な助言をします。わかっていたら利用者さんの役に立てるのに、ともどかしくなる場面もありました。細かい知識ほど経験が必要なので、先輩を頼りながら着実に学んでいきたいです。

 知識や技術が身についた分だけ、利用者さんに喜んでもらえると思うので、安心できる介護をお届けできるようにがんばります。

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