仕事に夢中、なのに家族との時間もしっかり確保!? ドットラインで実現するワークライフバランスのカタチ

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地域密着型の訪問看護・リハビリテーションを行う「ゆめのまち」で看護師を務める川崎さん。七年ほど病院で勤務した中で、「病気があってもその人らしい人生が送れるようにサポートしたい」と退院後の支援にも目を向け始め、ドットラインに転職しました。

 転職してからの仕事について、川崎さんは「同じ想いを持った仲間と高め合いながら働けている」と語ります。どのような形で患者さんに寄り添う医療を実現させているのか、転職の経緯と、それによって改善されたワークライフバランスについて伺いました。

夢のまち訪問看護 土気事業所 看護師 川崎綾乃

看護師として病院で勤務する中、退院後の支援にも目を向け始め、ドットラインに転職。

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病院から訪問看護の世界へ。本当に患者さんに寄り添える医療を求めて。

- まずはドットラインに転職するまでの経歴について聞かせてください

 大学の看護学科を卒業し、病院で看護師として働いたのがキャリアの始まりです。「患者さんやご家族の心の支えになりたい」という想いで看護師になりました。混合病棟での勤務から始まり、在宅復帰を目指す患者さんがリハビリをおこなう回復期リハビリテーション病院へと移りました。

 病院を移ったのは、ある寝たきりの患者さんの看護がきっかけでした。その方は在宅復帰を目指していたのですが、医師がそのままでは回復が見込めないと判断し、回復期の病院に移ることになりました。

 その後、無事に在宅復帰されることになり、私たちにも元気な顔を見せにきてくださったことがありました。私は寝たきりのご様子しか知らず、その時からは想像もできない姿だったので、どうしたらこんなに回復したのか気になって仕方がありませんでした。それを機に私は回復期の病院に移り、四年間働くことになりました。

- その後、どういった経緯で訪問看護に転職しようと思ったのでしょうか?

 患者さんの退院支援をするうちに、「退院後の生活にも寄り添いたい」という想いが芽生え、訪問看護に興味を持ち始めました。

 回復期の病院の仕事には、病室を患者さんの自宅の様子に近づけ、退院後の生活にスムーズに馴染めるようにする「家屋支援」というものがあります。しかし、退院後の様子を実際に確認できるわけではないので、その支援が本当に正しいのかはわかりません。退院はゴールではなくスタートである、というのが私の考えでした。

 退院後にその人らしい生活をスタートさせられるよう、一人ひとりの生活に寄り添った看護ができないか。そんなことを考えていた頃、子どもを授かることになりました。病院での勤務では、子育てしながらの夜勤はできません。シフトの融通を利かせてもらいながら勤務を続けていましたが、さすがに無理があると感じたので転職を決意しました。

患者さんに寄り添いながら家族との時間もしっかり確保。ライフワークバランスまで見据えた働き方へ

- 訪問看護をおこなっている会社の中で、ドットラインを選んだのはどうしてですか?

 同じ回復期の病院で働いていた友人が先にドットラインに転職しており、おすすめだよと紹介してもらいました。

 その友人も、私と同じように患者さんの退院後の生活まで寄り添いたいという想いをもって転職していたので、なおさら興味を惹かれました。「ゆめのまちのスタッフはみんな、訪問医療に熱い想いを持って働いている」と言っていたのも印象に残っていました。

 転職を決意した時期はまだ子どもが一歳だったので、家族で過ごす時間は大切にしたいと思っていました。ドットラインだと、入社後すぐに時短勤務ができるということも聞いていました。仕事と育児を両立しつつ、熱い想いを持った仲間と働ける環境はめったにないので、ここしかないと思ってドットラインに決めました。

− 実際に働き始めていかがでしたか?

 友人から聞いていた通り、スタッフはみんな「患者さんとそのご家族にとことん寄り添いたい」という想いがあり、いきいきと働いていました。人間関係に悩むこともなく、お互いに高め合える環境なので、心から入社してよかったと思いました。

 患者さんの様子を共有するためのミーティングは毎日二回あるのですが、その時間でなくとも話題に上がるのは患者さんの話ばかりです。患者さんそれぞれに今どんな支援が必要なのか、みんながいつも考えているからこそ、自然とそんな会話が生まれるのだと思います。

 また、仕事に一生懸命な環境でありながら、柔軟な働き方ができるところも大きな魅力です。今は八時半から十六時半までの時短勤務をしています。実は私の子どもはしょっちゅう熱を出すのですが、急に休みを取りたいときにもシフトを調節してもらっています。とても働きやすい環境で働かせていただいていると改めて感じます。

− 川崎さんが転職された後、旦那様もドットラインに転職されたと伺いました。

 そうなんです。私と夫は普段から仕事について話すことが多いのですが、私が今の仕事のやりがいをいきいきと話す姿を見て興味を持ったそうです。夫はもともと保険関係の仕事をしており福祉とは全く違う分野で働いていましたが、今はドットラインの本社で働いています。

 夫がドットラインに入社してから、以前よりも夫婦の時間を多く取れるようになったのがとても嬉しいです。私も主人も残業はほとんどなく、家での時間を大切にできているので、私生活においても良い変化を感じています。

全ては患者さんがその人らしい人生をご家族と共に過ごすために

 

− 仕事もプライベートも良い変化を感じている川崎さんですが、改めて訪問看護ならではのやりがいを聞かせてください

 患者さんやそのご家族と深く関わることができるところだと思います。より近い距離で医療を届ける仕事だからこそ、ただ看護するのではなく、食事や介護などご家族が日常で抱える不安を細かくヒアリングする時間を大切にしています。「あなたが来てくれると本当にホッとする」といっていただけるのはとても嬉しいですね。

 訪問看護では、お看取りに立ち会わせていただく機会があります。息を引き取った後、患者さんの体を拭きながら、生前の思い出についてご家族のお話を伺います。お別れは寂しいですが、「こういう形で最期を迎えられてよかった」とご家族から感謝されると、私たちも心が救われます。

 訪問看護は病気から回復させることだけが目的ではありません。その人らしい人生を送れるように、生活をサポートすることがとても大切です。利用者さんの意志を尊重した看護をさせていただけることに大きなやりがいを感じます。

− 最後に川崎さんの今後の展望を聞かせてください

 患者さんの人生に寄り添うのが訪問看護の仕事だと私は思っています。一人ひとりの望む人生や思い描く最期に寄り添い続けられるように、今は目の前の患者さんに精一杯向き合っていたいです。

 子どもがまだ小さいこともあり、今はまだ具体的な将来像を考えられているわけではありませんが、いずれはキャリアアップにも挑戦したいと思っています。多くの人にゆめのまちの取り組みを知ってもらえるように、そして訪問看護をなるべくたくさんの患者さんに届けられるように、私自身の成長を通して伝えていけたら嬉しいです。

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