航空業界やホテル業界に劣らない、「カッコいい」福祉業界を目指して

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障がい児の放課後等デイサービスをおこなう「かがやきのまち」で働く河村さん。福祉分野の仕事は未経験からの挑戦でしたが、入社して一年も経たないうちに管理職を任されることになりました。

 もともと航空業界やホテル業界で働いていた経験を持つ河村さんは、かつて福祉業界に対して「年齢層が高く、離職率も高い」という印象を強く抱いていました。そこから大きなキャリアの転換を経て、今では福祉業界に将来性を感じているといいます。

 他のサービス業での勤務経験があるからこそ見える、福祉業界に秘められた可能性とは? 河村さんに福祉業界の「今」を伺いました。

かがやきのまち ノビルNEXTさぎぬま 主任 児童指導員 河村圭亮

福祉分野は未経験からの挑戦。入社してわずか数ヶ月で管理職に。

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サービス業で人と関わる楽しさを知り、少しずつ福祉の道へ

− まずは、もともとのキャリアについてお聞かせください。

 私は新卒で航空業界に就職しました。学生時代は旅行系の専門学校に通っていて、海外を旅行したり外国の方々と関わったりすることが好きでした。そのまま憧れの業界に就職することができ、当初はやりがいや充実感を感じていました。

 しかし、旅のプランニングから現地のアテンドまで、自分の好きなことができる一方、職場の環境はあまり満足できるものではありませんでした。古くからある業界だからでしょうか、年功序列が色濃く残っていました。若手の意見が通らないことが当たり前で、上司や先輩に声をかけづらい雰囲気もありました。

 仕事自体は好きだったのですが、異動のタイミングで転職することにしました。

 福祉業界は、どのようなきっかけで興味を持ち始めたのでしょうか?

 空港で働いていた時、体の不自由なお客様の介助をさせていただいたことがきっかけです。車椅子から立ち上がる際の介助など、基本的な知識は身につけることができました。そして何度も介助をするうちに、もっと一人一人に合った関わり方を学びたいと思うようになりました。福祉業界で働くことを視野に入れ始めたのはそれからでした。

 ただ、興味は持てたものの、福祉業界に対する印象はマイナスでした。働いている人の年齢層が高そうで、未経験の自分が働くには難しいだろうと思っていました。何より離職率が高いイメージが強く、サービス残業や人間関係の難しさなど、課題が多い業界なのだろうと勝手に思い込んでいました。

 ですから、介護や福祉への魅力は感じていながら、その時は転職を先延ばしにしました。

 

− そこから福祉業界に転職するに至った経緯をお聞かせください。

 接客が好きだったので、他の業界の接客も学びたいと思い、まずはホテル業界へ転職しました。ホテルの丁寧な接客や、新たなグランピング事業の立ち上げなど、やりがいを持って貴重な経験をさせていただきました。福祉に携わりたいという想いも保ちつつ、その時はホテルの仕事に一生懸命でした。

 そこから福祉業界に移ることになったのは、台風被害で千葉市内に引っ越すことになったからです。当時はグランピング施設に勤め、住まいもその近くだったのですが、千葉市内で仕事を新たに探さないといけなくなりました。そこでようやく福祉の業界に飛び込むことを決意しました。

業界イメージを覆すドットラインとの出会い。業界の慣習や常識に囚われない働き方がある。

− ドットラインを知ったのは、何がきっかけでしたか?

 転職サイトで福祉系の会社を検索した時、最初に目に入ったのがドットラインでした。その時はまだ「福祉はベテランが活躍する業界」という先入観がありましたが、ドットラインの採用ページには「未経験でも働きやすい」と書いてありました。写真からも楽しそうな職場の様子が伝わってきて、実際に自分が働くイメージが湧きました。

 さらに興味を持ち、ドットラインのウェブサイトも見たところ、会社のビジョンにも他の会社にない魅力を感じました。特に「世の中の“ヒーロー”になりたい」という社長の言葉が印象的で、この社長のもとで働くのは良さそうだと感じました。

− 面接を受けてみていかがでしたか?

 面接官の方が私の懸念や質問に対してていねいに答えてくださったので、その時点で転職への不安はほとんど解消されました。「ウェブページの印象と実際の職場の雰囲気が違ったらどうしよう」と感じていた不安も、面接後には「ここなら大丈夫」と思えるようになっていました。

 面接の時点で、私はまだ漠然と「福祉業界に転職」と考えていました。しかし面接官からは、前職での接客の経験をもとに、障がい児支援を提案されました。そのお話を伺ううちに、福祉業界にさらに興味が湧き、働きたいという想いが強くなっていったのを覚えています。

− 入社してみて、実際の仕事の中身はいかがでしたか?

 まず、役職の上下によらず、コミュニケーションが対等になっているのが驚きでした。もちろんルールやマナーはありますが、みんなの雰囲気が明るく、とても楽しそうでした。ドットラインに入社するまで、上下関係や年功序列が絶対の環境で仕事をしてきたので、特に印象的でした。

 入社した当初は、覚えることが多くて当然です。どこの職場でも最初は大変なものですが、ドットラインはサポート体制も充実していました。わからないことは上司や先輩に遠慮なく聞ける環境があり、何度も見返すことができるていねいなマニュアルも用意されています。未経験でも一つずつ学んでいける環境が作られていました。

 それに加えて、前職の経験も現場で活かせることがわかりました。接客の経験があったおかげで、子どもたちや親御さんと接するのもスムーズでした。面接の時に提案していただいたおかげで、とても働きやすいスタートでした。

昔ながらの業界だからこそ、改善の余地がある。挑戦する人ほどやりがいが見つかる、福祉業界の可能性。

− 未経験からの転職なのに、入社して一年も経たないうちに管理職に。不安はありませんでしたか?

 もちろんありました。ただ、社内異動の時期に上長からお声かけいただいたので、期待に応えたい気持ちも強かったです。経験が浅くないか、自分に務まるのか、いろんな葛藤はあったものの、思い切って挑戦することにしました。わからないことがあっても、ドットラインなら周りの人に相談できると思えたからです。

 実際に管理職になってみると、現場のスタッフと関わる機会も増える分、苦労や手間を感じることはもちろんあります。しかし業務効率が上がったり、全体としての一体感が出たり、一つ上の視点で職場が見えるので、やりがいや成長を感じることも増えます。何より、その結果として子どもや親御さんから感謝されるので、ますます嬉しくなります。

− 改めてドットラインの良さを振り返ると、どんなところが大きいですか?

 コミュニケーションが取りやすく、ルールが明確で働きやすいことはもちろんですが、私が何より魅力だと感じるのは、「変化を恐れない姿勢」です。

 ドットラインには、ベーシック8と呼ばれる行動指針があります。その中の一つに「 変化し続ける」という項目があり、ここには「現状維持は衰退の始まりであり、最大のリスクとする」と書かれています。実際、ドットラインの社内ルールは定期的に改善されますし、DX化をいち早く取り入れるなど、業務効率もとことん追求されています。

 福祉業界の全体的なイメージは古くてマイナスかもしれませんが、それをドットラインが上書きしているように感じています。ドットラインが時代の最先端を走ることで、徐々に福祉業界のイメージがかっこよくなり、将来性を感じられる業界になっていけば嬉しいですね。

− ご自身の今後の展望や、今後の福祉業界の未来についてお聞かせください。

 私個人としては、今は管理職をしっかり務めることで、キャリアアップを図れたらと考えています。そのためにも、まずは子どもたちが育つ環境をより良くしていくことでしょうか。現在は障がい児支援に携わっていますが、業種に関わらず今までやったことのないことにもチャレンジしていきたいですね。

 福祉業界の未来については、今後もさらなる需要が見込まれ、市場も拡大していくと思います。日本はこれからさらに少子高齢化が進みますが、福祉サービスの供給が足りていません。ドットラインとしても、現在は千葉県の福祉の充実に力を入れていますが、全国で見るとまだまだです。

 福祉業界を先導し、「かっこいい」イメージを作るドットラインで、自分自身のレベルアップも図りながら、これからも会社の成長に貢献していきたいです。

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