大人も子どもも、「まずはやってみよう」子どもの気持ちに寄り添うことから始まる、幸せの循環創造

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新卒でドットラインに入社し、児童発達支援をおこなう「かがやきのまち」で働く藤原さん。保育士として、障がいを持つ子どもたちのサポートをしています。

 保育士といえば、保育園で働くのが世間一般のイメージ。ですが藤原さんは、保育士の資格を活かして放課後等デイサービスで働く道を選びました。

 どのような考えや想いから、藤原さんはその選択に至ったのでしょう? 「障がい児支援の方が自分に向いているかも」と感じた実体験や、ドットラインへの就職を選んだ決め手について伺いました。

かがやきのまち 長沼原第2教室 保育士 藤原愛来

保育士の資格を活かして放課後等デイサービスで働く道へ

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苦手分野が子どもの役に立つかも? 気付きを活かして児童発達支援の道へ。

- まず、藤原さんが保育士を目指した経緯についてお聞かせください。

 一番の理由は、小さい子どもが心の底から大好きだからです。ありきたりな理由ですが、子どもたちと関わっている時間は本当に楽しくて幸せな気持ちになります。

 もう一つは、母の姿を見て育ったことも大きいです。母子家庭だったので、苦労しながらも子育てと仕事を両立している母を見てきました。母と同じように一人で子育てをする親御さんや、共働きの親御さんの力になれたらと思い、保育士を目指すことにしました。

 

- 保育士の仕事の中でも、放課後等デイサービスを選んだのはどうしてですか?

 大学で保育の授業や実習を受けるまでは保育園で働きたいと思っていました。しかし子どもと関わることは楽しくても、ピアノや図画工作がどうしても苦手で、徐々に保育士として働くことに自信が持てなくなっていきました。

 そんな時期に、別の実習で放課後等デイサービスに行く機会がありました。そこでは障がいの程度も特性もまったく異なる子どもたちが、同じ教室で過ごしていました。どうしたらみんなが一緒に楽しく過ごせるのか、一人ひとりの特性に合わせた支援を考えることにとてもやりがいを感じました。

 もともと苦手だった図画工作も、見方を変えれば子どもの役に立つということがわかりました。例えば、「指先をうまく動かせない子には、どんな制作物があったらいいだろう?」と考えると、教材を作る時間がとても楽しくなりました。この仕事は自分に向いているかもしれないと思い、放課後等デイサービスを選びました。

企業理念にも現場のスタッフにも大共感。子どもの気持ちを第一に考えられる働き方を求めて

- ドットラインをどのように知り、どのようなところに魅力を感じたのでしょうか?

 就活の時、求人サイトで千葉県にある放課後等デイサービスを調べていて、たまたま見つけたのがドットラインでした。気になってウェブサイトを見たところ、企業理念に掲げている『幸せの循環創造』という考え方にとても共感しました。

「自分が幸せであることで他人を幸せにできるし、他人を幸せにすることで自分も幸せになる」という考え方は、まさに私も大切にしてきたことでした。そのような考えで福祉施設を運営している会社があると知った時の感動は今でも覚えています。

また、『過去2割、未来8割の思考』という行動指針にも惹かれました。私はもともと失敗を引きずってしまう性格で、挑戦することに苦手意識を持っていました。挑戦を後押ししてくれるドットラインの環境なら、私も人として成長できるのではないかと思いました。

- 実際に就職活動を始めてからはいかがでしたか?

まずは実際に働いているスタッフの方に話を聞いてみようと思い、かがやきのまちへ見学に伺いました。その時のスタッフの方からは、「子どもたち一人ひとりの考えを尊重する療育を目指している」というお話が聞けました。私が保育士を目指す上で大切にしたい考え方と似ていたので嬉しかったですね。

 私は「あれをしなさい」「これはしちゃいけません」と、子どもたちに何かを強制するような指導はしたくありません。そういうお話もさせていただいた上で、子どもの気持ちと集団行動をどのように両立しているのか、実際の状況も詳しく伺うことができました。

 見学だけでもいろんな話ができた上で、取り組みにとても納得できたので、私もここで働きたいと思いました。結果的に、就職活動はドットラインだけを受けました。

現場が見える手厚い研修と、質問しやすいフラットな環境。「まずはやってみよう」から始まる未来志向の成長。

- 入社して半年ほどになりますが、実際の職場環境はいかがですか?

 入社前に抱いていたイメージ通りの環境で、やりがいを持って働くことができています。実践的な研修が三ヶ月もあって、手厚くサポートしていただけたのが本当に心強かったです。

 研修では先輩スタッフと二人一組になって子どもたちを担当します。座学ではなく実際に子どもたちと関わりながら、先輩から直接療育について学べたのが良かったです。

 大学の実習でも座学で学んだことを実践する場面はありましたが、「知っていることとできることは違う」と感じる場面はたくさんありました。子どもたち一人ひとりの声を尊重しようとすると、手が回らなくなることがあります。どこまで尊重すればいいのか、わがままを聞いているだけになっていないか、本当に判断が難しかったです。

 しかしドットラインの研修では、毎日業務終了後に先輩に直接質問できる時間がありました。学生時代は自分から質問することに苦手意識がありましたが、ここでは先輩が時間を設けてくださっていたので気兼ねなく質問や相談ができました。

- 入社前と現在を比べて、何か成長を感じていることはありますか?

 もともと失敗を引きずりやすい性格だったので、前向きに行動できていることが大きな成長だと感じています。特に、教室のリーダーを担当する場面でそう感じることが多いですね。

 私が働く長沼原第二教室では、毎日その日のプログラムの指揮をとるリーダーをスタッフ間で順番に決めています。子どもへの声かけの仕方やスタッフへの注意の促し方など、働き始めて半年の私も先輩方に相談しながら試行錯誤しています。

 はじめは「こうした方がいいですか」「こうなってしまったらどうしたらいいと思いますか」など、失敗しないように後ろ向きな相談ばかりしていました。しかしその度に先輩や上司が、「とりあえずやってみて、うまくいかなかったら一緒に考えよう」とアドバイスしてくださいました。

 今は私も「やってみないとわからないからまずは挑戦してみよう」と思えるようになっているので、ここは大きく成長できたところだと思っています。

子どもたちの可能性を引き出せる保育士を目指して

- 現在の成長を踏まえて、最後に今後に向けた展望や目標など聞かせてください

 まだ入社して半年でようやく慣れてきたところなので、次のキャリアを明確に描けているわけではありません。今は子どもと関わる仕事がほとんどなので、まずはこれから先輩がやっている事務作業や保護者対応など、子どもを支える裏方の部分の仕事も任せてもらえるようになれたらと思っています。

 子どもたちとの信頼関係も築けつつありますが、まだ苦戦していることもたくさんあります。反抗期を迎えた小学校高学年の男の子との関わり方や、子ども同士の喧嘩の仲裁など、試行錯誤の毎日です。子どもの目線で気持ちに寄り添いながら、効果的なサポートができるようになりたいですね。

 子どもたちの可能性を潰すことなく、良いところをさらに引き出せる保育士でいられるように、私自身ももっと成長していきたいです。

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